target20 ページ22
小さい頃から欲しいモノは何でも手に入れてきた。そう、何でもだ。
姫華が願ったものは全て叶う。
何故ならその地位があるから、力があるから…そして、姫華は選ばれた人間だから。
姫華に逆らえばどんな人間でも最後はひれ伏すし、駒のように思い通りに動いてくれる。
逆らって来た奴らはみんなそうしてきた。
それなのに、
「何で思い通りにいかないのよッ！あの女！！」
許さない、帝統A…！！
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「パパ〜、いる？」
姫華が大きな扉から顔を覗かせると、二人の男がいた。
一人は肥えた男、もう一人はオールバックにスーツを着こなした男。
肥えた男が顔を綻ばせた。
「おお、姫華か。どうしたんだい？」
「ちょっと相談があって…でも後でいいわ。」
オールバックの男と目が合い、姫華はにこりと笑うと相手もにやりと口端を上げた。
「何だ姫華。遠慮せずに言えよ。欲しいモノでもあんのか？」
「違うわ…実は、気に入らない子がいて…」
そう言うと、ピタリと動きを止め、口元を更に引きあげて葉巻をふかし姫華を見た。
「誰を殺りてェんだ？」
「後で写真を見せるねっ！お願い、シドゥ…このままだと姫華のモノが取られちゃう。」
「いいぜ、殺ってやるよ。」
「頼んだぞ、シドゥ。愛娘の邪魔する奴らは確実に消せ。」
「分かってる、テメェらには世話になってるしな。それなりに働くぜ。」
シドゥと呼ばれた男…、
この男こそA達ボンゴレファミリーの
「で？いつにする。」
「えっとね〜、明後日に合宿があるからその合宿中ってのはどう？」
「悪くねェ。」「やったあ！」
「見た目次第で売買もアリだがな。」
「えぇ〜、ブスよ、あの女！！」
「そりゃあ姫華が一番だからな。」
「やだパパったらぁ！」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Aは耳から器具を外す。
ことりと机に置き、ソファーに身を沈めた。
「…で、お前はどうすんだぁ？」
『来た敵はそれなりにして返すよ。でも、合宿中は面倒だなあ。どうしようね。』
Aは呑気に欠伸をする。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月15日 2時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 五条彩香さん» お久しぶりです。ありがとうございます！仕事が忙しく更新がとても遅くなってしまいますが地道に書いていきますのでよろしくお願いします。 (2021年9月4日 15時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
五条彩香(プロフ) - お久しぶりです！作品見てます！この作品以外に越前兄の夢主の作品や非凡人夢主シリーズの更新も待ってます\(//∇//)\ (2021年8月9日 20時) (レス) id: 387b7f4b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2021年5月13日 0時
