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Aside
あれから2年。私は国家試験に合格して、美容室で働いていた。
就職して半年ほどはアシスタントとして付いたり、掃除とかやったけどもう2年となればシャンプーからカットまで全てできるようになっていた。
店員「Aさんさ、今日早退しちゃった先輩のお客さんのカット頼める？」
貴「大丈夫ですよ〜」
私はインフルエンザで早退した先輩の代わりに新規のお客様のカットをすることになった。
店員「Aさ〜ん。来たよ！」
貴「はーい。」
個室に居ると言われて、道具を持ち部屋のドアを叩く。
貴「失礼します。今回担当させて頂く…」
神山「A…?」
ドアを開けて椅子に座っていた新規のお客様は神ちゃんやった。
久しぶりに会う、かつてのメンバーは少し大きくなっていて、大物のオーラが出てる気がする。
神山「久しぶりやなぁ!!元気やった？」
貴「え…あぁ元気でやってる…よ?」
神ちゃんは2年前私があれだけ傷つけたのに、何も無かったかのように振舞ってくれる。
貴「倒しますね〜。」
神山「ほーい。」
シャンプーをするために椅子を倒し、顔にタオルをかける。久しぶりに触る神ちゃんの髪の毛はふわふわで、触るだけでドキドキする。
神山「そろそろライブやから髪色変えようと思ってさ〜」
貴「そうなんや〜…」
ライブ…か。
あの日以来、みんなのライブにも行ってない。
貴「かゆいところないですか?」
神山「大丈夫で〜す。」
私は神ちゃんの髪の毛をすすぎながらふと耳を見た。あの頃から少し増えたピアス。
トラガスのピアスはキラキラ光ってて大人の雰囲気が漂ってる。
貴「お疲れ様でした。こちらへどうぞ〜」
私は神ちゃんと入れるカラーの相談をしていた。
神山「Aは何色が好きやった?」
貴「私？私は…金髪が好きだったかな?」
急に聞かれたから戸惑いながら答えると「じゃあそれにする！」と言った神ちゃん。
2年前と変わらない笑顔を私に向けてくれるから時々泣きそうになる。
カラー、カットを終えて満足気な神ちゃん。
お支払いをして店の外まで送っていく時、真剣な顔であるものを渡された。
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Kaede(プロフ) - 一気に全部読ませて頂きました。本当に最後の歌詞の部分に合わせて曲を流したんですけどもう自然と泣いちゃいました。もっと早くWEST.に出会ってたら、もっと早くこの作品に出会えたのにって思います。本当に最高です！ (12月3日 0時) (
レス) id: ecb060ec36 (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - 本当に心から良かったと思えた作品です。ありがとうございました。 (2019年8月23日 9時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)
神重望 - 号泣しました (2019年5月28日 0時) (レス) id: 39fe9d01a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 号泣です！笑この作品を読めてよかったです！ありがとうございます！ (2019年2月12日 2時) (レス) id: 698b5142f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 号泣ってこの小説の為にある言葉という事を知りました。この占いツクールというサイトで１つ学びました。ありがとうございました。 (2018年11月30日 23時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2018年2月12日 0時
