____22 ページ22
Aside
「A…、A！」
貴「っ…は」
誰かに名前を呼ばれ、目が覚めた。
ここはどこやろう？自分は何を見てたんやろ…
声の正体は�陲舛磴鵑笋辰拭�
�霤帖峅兇蕕�るから。ここにおるから。」
貴「夢…」
悪い夢を見てたんや。みんなに…置いてかれる夢。見捨てられる夢。
神山「これで拭き…?」
神ちゃんが差し出してくれたタオル。
気づくと大粒の涙が流れていて顔がびしょびしょ。
藤井「ん。」
貴「ありがとう…」
流星から渡された水を少し飲んで状況を整理する。
中間「A、今聞くのもあれやけど何があったん？あんなA見たの初めてや。」
貴「…あのね、」
私は言葉を詰まらせた。
今言ったらどうなる？さっきのは夢だったけどみんなから呆れられて本当に見捨てられるかも知らん。
中間「ん？」
貴「ちょっと熱あるみたいで、歌詞飛んじゃったんだ…」
私はみんなに嘘をついた。
�霤帖屬修Δい┐亟蘋屬い福�
貴「それでステージから降りたら安心しちゃって、でも歌詞飛ばしちゃったからみんなに迷惑かけちゃって…ごめんなさい。」
違う。そんなんじゃない。
私があの歌詞を、あのパートを忘れたことなんて1度もない。だけど…今はそのことを伝える勇気もない。
貴「あと…」
私はゆっくり立ち上がって歩けることを確認し、あっくんの方へ歩いていった。
貴「あの時、手を払ってしまってごめんなさい。」
私は深く頭を下げた。たとえメンバーとはいえ失礼な態度をした。謝るのは当たり前やから。
桐山「…」
貴「あの時パニクってたとはいえ照史くんの優しさを踏みにじっちゃった。傷つけてごめんなさい。私が…」
私が言葉を続けようとすると優しくあっくんに包まれた。
桐山「ええから。もういいから。」
貴「ごめ…んね。」
照史くんのココナッツの匂いがふわっと広がる。
桐山「もう大丈夫。俺こそ…その…ごめん。」
貴「なんで照史くんが…謝るん？」
桐山「いや…ううん…ごめんなぁ。ごめん。」
照史くんは私を抱きしめたまま涙を流していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2569人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - つぐみさん» 第2作品目も書かせていただきましたので、べひ続編へどうぞ！ (2018年2月15日 12時) (
レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ(プロフ) - 続編希望です。 (2018年2月15日 11時) (レス) id: f3677715b6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やさきみさん» ありがとうございます!続きを色々と考えている時間が私もすごく楽しいです！これからもバンバン更新していきますのでよかったら引き続き応援よろしくお願いします！ (2018年2月11日 23時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - はりぼうさん» はじめまして!お立ち寄りありがとうございます!違うジャンルを読む時にたまたま私の作品を読んでくださるなんてほんとに嬉しいです。涙まで…これからも頑張るのでよければ読み続けてください！ (2018年2月11日 23時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - いつも拝見させてもらってます！卒業発表のとき、オーラスのあとの話がすごく感動しました！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年2月11日 23時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず
| 作成日時：2018年2月5日 19時
