ラギーの妹はスカラビア寮長に仕えてる

サイエンス部 ページ23

『…勝手に完成させてすみません。入部希望の１年Ｂ組のリナ・ブッチです。』











さっきから感じていた気配と視線。サイエンス部の先輩だと思う。害をなすような感じは無いので無視していたら漸く扉を開けて中に入ってきたので薬品を完成させてしまったことの謝罪と入部希望なことを伝えた












｢っ、あぁ、俺はトレイ。トレイ・クローバー。ハーツラビュル寮の3年だ。それと、入部なら大歓迎だ。｣












｢白い姫(ロア・ドゥ・ブランシュプリンセス)！会えて光栄だ！私はルーク、ルーク・ハントだプリンセス。｣












『よろしくお願いします。クローバー先輩。ハント先輩』











トレイ｢トレイでいい、クローバー先輩ってのは言われ慣れてないからな。それにしてもさっきの調合凄いな。俺でも難しくて途中だったってのに…何も見ずに作れるなんてサイエンス部期待の新入生だな｣












ルーク｢私もルークで構わないよムシューブランシュプリンセス。もっと気楽に話してくれ｣













あ、それ俺もな。と、トレイ先輩が言うので敬語を崩すことにした













『分かりました。えっと、さっきの調合はここに入学する前に作った事があるんです。あ、使った材料は私の持ち物から出したんで！』













トレイ｢へぇ、あれを一人で作った事があるのか…リナがいると難しい調合も出来そうだな｣











『……深緑珊瑚はそのまま入れるんじゃなくて粉末にするんです。それに、夜鳴き鳥の涙はスポイトでの1滴じゃなくて夜鳴き鳥が実際に流した涙の1滴なんです。…あまり作られる薬品じゃないからその辺の記述がはっきりしている物は少ないんです。』












トレイ｢なるほどな…じゃあこの記述の部分については知ってるか？｣











ルーク｢博識なブランシュプリンセス！私にも聞かせてくれ｣











『ふふっ、はい。私なんかの知識で良ければ！』











サイエンス部。トレイ先輩とルーク先輩と私の3人の部活。楽しくやれそうだ












……

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