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俺達は新島警視庁官を呼び出した。
新島「何だお前たちは。…ひ、宏光?」
宏光「すいません。新島警視庁官。ずっと騙してました。」
新島「どういう事だ!俺達は何がしたい?」
「テレビにも書いてあっただろ?15年前のあの事件の事だ。」
新島「15年前?何の事件だ?」
宏光「知らないふりをしても無駄ですよ。」
宏光は自分のパソコンにメモリカードを入れ、新島警視庁官にその動画を見せた。
新島「おい!どうなってるんだ!?」
部下「まだ何とも…」
新島「あの事件の犯人が私の息子だということがバレたらどうなるのか分かってるのか!?」
部下「す、すいません。」
新島「こ、これは…」
「これで言い逃れ出来ないな。」
新島「お前達は一体、何が目的だ?」
「俺達の目的は…俺達の父、神田慎太郎の無罪を証明する事だ。」
新島「くっ………」
新島警視庁官は顔を歪めてこういった。
新島「まあいい。お前達は知らないんだな。」
「何をだ?」
新島「ふっ、…そのうち分かる。」
次の日…
俺達は3人でニュースを見ていた。
アナウンサー「次のニュースです。」
アナウンサー「15年前の一家殺人事件の犯人。神田慎太郎死刑囚が無罪だったことが明らかになりました。」
アナウンサー「なお、自分の息子の犯行を隠ぺいした罪で警視庁官の新島容疑者が今朝、逮捕されました。」
アナウンサー「それに伴い、新島容疑者の息子、新島幹太(27)を指名手配しました。」
テレビ画面に顔写真が出る。
その顔を見て俺は驚愕した。
その顔は間違いなく
弘樹の顔だった。
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Kei - Interesting (2018年1月15日 16時) (レス) id: 9347bd7344 (このIDを非表示/違反報告)
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