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☆66 ページ7

ヘリポート・・・



藍沢 「彼女は今1日のほとんどをリハビリに費やしている。ただ、普通の生活が出来るようにするためだけのリハビリだ。もう1度夢を追いかけるためのリハビリじゃない。このまま俺だけが夢を追いかける事は出来ない」



藍沢 「お前こそ大丈夫なのか?冴島の事、藤川から聞いた。緋山はいなくなるし、藤川も家族のことを考えたらいつ辞めるか分からない。Aは救命に残るがAだけじゃどーしようもない。自分の心配をしろ」



白石 「同情で残られても嫌。今あなたのキャリアを奪ったら藍沢先生に何も言えなくなる。それって近くにいても遠くなる。そんな関係は嫌。藍沢先生ってそんなだった?9年前のあなたは違った。誰よりもいい医者になる。」



藍沢 「・・・」



白石 「そのためなら周りとの摩擦も意図はない。そこに私達は憧れた。何かのせいにして楽な道を選んで欲しくない。藍沢先生がいなくても私達はやって行ける。あなたがいなくても強くなる。きっと奏さんも同じ気持ちだと思う。だからトロントに行くべきだと思う。」



藍沢 「・・・」



数ヶ月前はこのチームでやって行けるのかと悩んだ。今はこのチームでやっていきたいと・・・強く思う。だけどほんの1時間で全てが変わってしまった。私の大好きなチームはあの1時間でバラバラになってしまった



白石 「翔北救命センターです」



<千原消防よりドクターヘリ要請です。千葉新都市地下鉄開通前の線路内にて崩落時の発生。負傷者多数です。子供も含まれているそうです。>



白石 「子供・・・?開通前ですよね?」



<開通記念による地下鉄見学が行われてたそうです>

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作者名: | 作成日時:2019年3月8日 1時

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