【歌い手】いつまでも油断しないでよ【まふまふ】

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まふまふside



「もー...いつまで泣いてるの」



「だってー...」



いやいやまてまて、何かがおかしい



「なんで僕がAに頭ぽんぽんされてるの」



「いやいや、まふくんが成功したぁあとか言って泣いちゃうからでしょ」



...ご、ごもっともです



「でもなんだか最初から仕組まれてたみたい」



そういって、じろっと不意に僕を見るA



「まさか本気だすって、この伏線とかいわないよね」



ぎく、ばれてる



「いやいやいやいやぁ、そんなことないって」



「嘘おっしゃい！！声震えてるけど！？」



ぐにぃと頰を掴まれてびよびよと伸ばされる僕の頰



「最初から？」



「し、仕組んでました」



そう言うと、はぁという溜息



「そんな事しなくても、いいのに」



え、と思わず驚く



「最初から、わたしはまふくんの物になりたかったのに」



「な、なにそれ」



「っ！やっぱ今のなし！！ごめんごめん！！」



みるみる赤くなるAの頰が愛おしくて



「じゃあ、僕と結婚してくれるの？」



「っ、ん」



「ちゃんと言って？」



頰を挟んで僕に目を合わせれば、かあぁあと更に赤くなら頰



「わ、私もまふくんと結婚、し、した、い」



うっわぁ、なんだ



「可愛いー！！」



「はい！？」



今の照れたように、嬉しそうに笑うAは今までで



「やっぱり、なぁ」



「？」



どんな僕の予想も、馬鹿みたいに仕組んでた事を超えて



美しくて








「これからも、油断したら食べちゃうかも」








なんて、ひとつの言葉で恥ずかしそうなするA



「意外とそれも、ありかもなぁ」



そう言って、互いに繋がる温もりが



一生続く事を願って、キスをした









ずっと、愛してるよA









【いつまでも油断しないでよ fin】




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