#17 ページ20
.
次の日大ちゃんは退院した。
検査をした結果怪我も順調に回復し、家に帰ってもいいと許可を貰った
『、先生ありがとうございました!』
「ありがとうございました」
俺の隣でぺこりとお辞儀をする大ちゃん
少しでも不安にさせないようにぎゅっと腕を掴む
「いえいえ、症状が酷くなったらまたこちらに来てくださいね」
こくりとうなづいた大ちゃんはぴたりと俺にくっつく。怖いよね、見えない世界は
「…ではもう行きます、」
「あ、伊野尾さんちょっと…」
先生からコソッと言われた言葉
"いつか、その時がきます"
"その時"
その日が来るのはいつだろうか。
きっと早足で向かってきているのだろう。
不安なのは俺だけじゃない、大ちゃんの方が何倍も見えない恐怖に怯えている
だからこそその時まで大ちゃんの目に俺が少しでも多く映ればいいな
「分かってます、その時がくるまで、……」
.
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有愛(プロフ) - もねしゃんさん» ありがとうございます!なんとか完結させたいと思いますので応援のほどお願いします!! (2017年9月3日 17時) (レス) id: 02a1172403 (このIDを非表示/違反報告)
もねしゃん - 見させていただきました!!すんごい感動しました。いのあり大好きだしズッコケ大好きなんで最高です。更新、頑張って下さい。楽しみにしてます!! (2017年3月18日 9時) (レス) id: 69756c28e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有愛 | 作成日時:2017年3月11日 11時