57〜引き続きうらたぬきsideです〜 ページ14
何十年前の痣....。前に話していた父や七久保さんにつけられたものなのかな。
あちらこちらって、凄く痛かっただろうに耐えてきたのか。
る「今病室に運ばれてるんやけど、いつ目覚めるかは分からんらしい。精神的に疲れていて目覚めるのを拒んでいたら一生起きないかもしれないってお医者さんが言ってた....。」
一生......。
坂「嘘やろ！？なんでなん......ｸﾞｽ。」
う「病室行こう。るす場所分かるか？」
る「うん。」
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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
っ......。神影なんだよな、でもいつもより弱々しくてパッチリ開かれていた目は綺麗に閉じられている。
沢山の機械に繋がれていて見てるこっちも痛々しさが伝わって来るぐらいだ。
セ「神影さんが起きたら、皆で謝りましょうや。それで、神影さんが許してくれたらですけど、シェアハウスにまた戻ってきてもらいたいなと思ってるんですけど。」
天「うん。良い案だと思う、此方から追い出しておいて烏滸がましいかもしれないけど普通の何にも囚われてない神影さんと過ごしたい。今までの僕たちの罪を償いたいな。」
皆が頷く。神影は今何を見ているんだろう、辛いことか嬉しいことか俺らには分からないんだよな。
坂「神影さん、今度は神影さんを含めて皆で笑おうや....ｸﾞｽ。神影さん僕らの前でちゃんと笑ったことないやんか....ｸﾞｽ。」
いつも、ぶりっ子のような作った笑みだったから心から笑っているのか分からない。
シェアハウスの皆と神影さんを含めて話したいし笑いあいたいな。
ま「っ......ｸﾞｽｸﾞｽ。ごめんなさい、ごめんなさい。ｸﾞｽ......。」
皆が我慢できなくなって涙をながし始める。強がっていつも、我慢している人も。
会って一ヶ月位しか経ってないけど皆の心のなかに残ってるんだよな。
後悔と一緒に......。
う「ｸﾞｽ......ごめんな、神影。」
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彼らは病室の中で泣き崩れた。看護師に面会時間は終了だと出されるまで。
それから、彼らは二人ずつ彼女の元に訪れていた。いつ、目を覚ましてくれるかの不安に晒されながら。
時にはいつも着けていた茶色の巻き髪のカツラをしていたことが分かり、見た目で判断してたいたことに後悔し、
メールの履歴に沢山の誹謗中傷が書いてあるのを見て自分のやったことを振り替えさせられたりしていた。
彼女はいつ目を開けてくれるのだろう。
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小悪魔ちゃん(プロフ) - ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうございます(T ^ T) (2020年11月19日 14時) (
レス) id: ae22ee5254 (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - あ、どうしよ感情移入しすぎて涙腺が… よくこんな神ストーリー書くよ青猫さん超尊敬です (2020年7月22日 23時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)
ふぁる。 - 私も大好きです！（え、きも） (2020年5月30日 9時) (レス) id: 12cef083e5 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - この話は精神的に殺りにきてる。泣きすぎて死ぬ。やばい。前のコメント長文ですいません。テヘぺl((殴 (2020年4月30日 15時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
疾風-はやて - 時間差コメント失礼します。めっちゃ面白かったー！こういうシリアス系のお話大好きです。できればまた歌い手さんのシリアス系小説出してほしいです。とても面白かったです。こんな素晴らしいお話ありがとうございました。これからも頑張ってください。応援してます！！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青猫 | 作成日時：2020年4月9日 21時
