【歌/い/手】ぶりっ子の正体は......？2

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うらたぬきside


神影は俺を庇って救急車で運ばれ、七久保さんは殺人未遂で警察に捕まった。
救急隊員に何方か同乗しますか？と聞かれてluzが誰も動かないのを見て自ら乗って行った。



坂「なんで、神影さんがこうならなきゃあかんのやろ....。」



運ばれた神影を追って病院まで来たけど、皆下を向いて泣きそうになっている。
坂田とくろはもう泣いているけど。



ま「僕たち神影さんに悪いことしました...、人にいじめられるのが何れ程辛いことか僕、分かってる筈だったのに。」




志「俺なんかずっと関わりたくないからって突き放してた....、見た目で勝手に判断してたんや。」



いつも、率先して七久保さんに変わって言い返していた二人は自分をさっきから攻め続けている。


俺はあの時他に出来ることがあったけど、出来なかった事を後悔している。
あの時七久保さんのナイフを落としたりすれば神影は庇って怪我することも無かったんじゃないか。



刺されることも無かったんじゃないかって。



そ「うらたのせいじゃ無いよ。なんなら、うらたと坂田は神影を助けようとしてたじゃん。俺らが悪いんだよ。」



く「なんで......ｸﾞｽｯ。なんで、私話もきかないで......ｸﾞｽ。」




皆が後悔している。自分の行動一つ一つに。泣かないようにしている人もいるけど、目に涙が溜まっている。
俺、何やってんだろ。



七久保さんに仕返しするって言って、神影を助けようとしたけど結局神影がまた苦しんでるじゃん。




な「何があったんだよ！」




あ「なるせさん、病院だから静かにしてください。」




なるせ、あらき。るすが連絡してくれたのか。



う「俺を庇って刺された、七久保さんに..。本当にごめん。」




な「うらたさんのせいじゃ無いよ、刺したのは七久保さんって言う人だから。神影さんが庇ってなかったら逆に刺されてたんだし。」


なるせとあらきはシェアハウスには来なかったが証拠集めのために凄く協力してくれた。
来れないからって二人でマスコットキャラクター作って励まそうとしてた。


あ「あ、るすさん。」




医者「手術で一命は取りとめましたが、少し傷が深かったので治るのには時間が少々掛かるでしょう。あと、詳しいことはこの山崎さんにお話しましたが、神影さんの体にはあちらこちらに痣が沢山ありました。
それも、何十年前のものとか。いじめか、ぎゃくたいに昔からあっていたと思われます。
精神状況も不安定になるかもしれません。」

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