【歌/い/手】ぶりっ子の正体は......？

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天「あ、この写真DMでなーちゃんに送りつけられてたやつ....。なんで、神影さんの部屋にあるの？」



私も知りませんよ。なんで私が七久保さんの写真を持っていないといけないんですか。


『し、知りませんよぉ？七久保さんがぁ私のぉ部屋に勝手にぃ入ってぇ、置いたんですよぉ。騙されないでくださぁい〜。』



七「わ、私そんな事してない...。桃ちゃんのお部屋に入ったのは一回だけでそれも桃ちゃんが入りなって......言ってくれ...て。」



私誘ったことありませんけどね、一回も入りななんて言ったことありません...。



そ「おい、流石におかしいんじゃないのか？カッターで傷付けておいて、挙げ句の果てにはDMでストーカーって反省の色もない奴をこのシェアハウスに置いておけない。」



ま「家事も必要最低限のこともやらない、皆に任せっきりで庇ってくれたのはほとんどなーちゃんなんですよ！そんな事も知らないで勝手に傷付けて......ｸﾞｽ。」



え、人のために泣けるのこの人達は...？本当に心優しいのも怖いことなんだな。



志「神影さん、お前このシェアハウスか出ていけ。お前みたいな奴をここには置いとけない。」



セ「流石に志麻くんは今まで言い過ぎた部分もありますけど、センラも今回は同意や。」



出ていけか、初めて言われた言葉かも。出ていったらどうなる？ 住む場所が失くなって歌い手の活動が続けられなくなる？
それは、嫌だ。リスナーさんにまだ曲を聞いて貰いたい......。



そ「明日荷物をまとめて出ていけ、桃としての活動も辞めろ。他人が口出しすることじゃないけどこの音声をばらされたくなかったら。」


音声......、今までの声全部録音されてたってこと？流石にばらされたら、桃としての人生は終わる...。
そんな事が起こったら七久保さんにあの事もバラされる。



つまり、私の人生も終わってしまう......、



七「そ、そらるさん皆さん！言い過ぎです、き、気にしてないから桃ちゃん心改めて一緒に住ごそう......？」



く「なーちゃんそれは無理や！これ以上神影さんがここに居てもなーちゃんが傷付くだけ！」


七久保さんは出ていって貰いたい訳じゃなかったから焦ってるんだろうな。ここで嫌われてお嬢様みたいに過ごせて私が下僕。

私の人権は完全無視の過ごし方。
じゃあ、私は反して完全無視。七久保さんの言いたいことを忘れてここから出ていく。



『分かりましたぁ。じゃあ、明日ぁここからぁ出ていきますねぇ？』

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