【wrwrd!】総統と白い怪物さん[男主] (ページ9)

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はちページ9

ぱたり、と扉が閉じた音を最後に、先程まで五月蝿く騒いでいた空間は白色の彼の吐息で埋め尽くされていた

_______予想していたよりも、ずっといいな

やはりたった4cmの写真よりも、実物を肉眼で見た方が此奴がより一層美しく映る
そう実感しながら、ゆっくり、上質な革靴の音を立てながら彼に近付く

「………ああ、でも…」

傷は、邪魔だな、

「…折角の白い肌が汚れている」

そっと触ってみると、反射的にだろうか、彼はびくりと体を震わせ、怯えた様に吐く息が震える感覚がはっきりと自分にも伝わった

「…っ、は…………ぅ、…」

「…………」

まあ、俺が世話をしてやればこんな傷直ぐに治るか
その前にまず、俺という存在を知って貰わないとな、そう思えば早速、相手を起こそうとぺちぺちと頬を叩いた

「ぅ、…………、…？」

「お、起きるの早いな、どこかのチワワとは大違いだ」

「…………？、…！？」

触覚が敏感なのか予想以上にあっさりと起きた彼に少し感心していると、案の定彼は俺から離れていった

壁に背を貼り付けてながら、何が起こってるのか分からない表情を浮かべて、観察しているみたいに俺を見ている
その姿は体の大きさに似なく、幼い子供の様だった

「…まあ、落ち着け
…いや、落ち着けと言っても落ち着かないか、流石にこの状況だと。俺でも驚いて固まるわ」

うんうん、と芝居が掛かった言い方をすると彼は怯えた表情を少し緩めた
…おい、ちょっとばかり純粋過ぎないか、此奴

「…だ…………？」

「ん？」

「だ、…れ？」

「ああ、先ずは自己紹介だよな、常識だ」

「じこ……？しょ…？」

「……自己紹介の意味が分からないのか？
…いや、あとでまとめて聞く」

「………？」

首を傾げている彼を見据えて、聞き飽きた自分の名前を口にした

「俺はこの国を統べる
_______総統、グルッペン・フューラーだ、…よろしく頼むゾ」

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((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ
ほんっっっっっとうにすみません！！！！！！！！学校が忙しすぎ+家の事でまっっったく更新出来て居ませんでしたァァァ！！！！！！！！

これからは更新していきます…すみませんでした…ｩｯｳｯ