相反恋愛 Ⅲ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ36)

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Story 128 ページ36

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私が着いた頃には話が色々進んでいて、アンブリッジと魔法大臣がマリエッタを執拗に問い詰めていた。

泣きじゃくるマリエッタと、顔を歪めるハリー。

あぁ、憎い、腹が立つ、こいつらは…ッ…

『何が教育令だよ。生徒に呪いをかけるような奴らが教育を語るなッ！！いつも安全場所で生活してるお前らに、何が分かるッ！！闇祓いが居なきゃ何にも出来ないくせにッ！！！』

アンブリッジと魔法大臣に食ってかかる。

コー「久しぶりに会ったが、随分と頭が弱くなってしまったようだね？アベルとレティアナの娘とは思えない。」

『何をッ！！お前みたいな大馬鹿野郎に言われる筋合いはないッ！！』

アン「口を慎みなさいディオリス！！」

『黙れガマガエルッ！！』

アン「ガマッ！！？」

私の言葉を筆頭に、校長室内にある肖像画たちが一斉にアンブリッジと魔法大臣を責め立てる。

汚職だとか、小悪党だとか。

ざまぁないね。

ダ「お言葉を感謝しますぞ。もう十分じゃ」

そう優しい目で私を見つめる。

あとは任せろとでも言うように。

そこからダンブルドアとアンブリッジの言い合いが始まった。

途中で魔法大臣が首を突っ込んだが華麗にスルー。

相手にもされなかった。

会合があったのかという質問に対して、マリエッタが首を横に振って証言した。

ホグズミードでDAを発足した時は、教育令が発令される前だからそれは違反にはならないと。

ダンブルドアがどんどん捲し立てる。

マリエッタに呪いをかけてまで白状させようとしたアンブリッジは、自分の望んだ通りの返事が聞けずイライラしていた。

そして、突然私の方を見ると、鬼の形相で近づいてくる。

アン「貴女が主犯格なんでしょう！？いえ、絶対そうよ！だってあの女狐の娘なんですもの！！！あの子が話せないのなら、貴女が白状なさいッ！！」

そう思い切り私に手を振り上げる。

あ、叩かれる。

そう思った瞬間、背後から呪文が飛んだ。

『ッ…！！』

アン「ドラコ何をするのッ！！」

ド「…僕の彼女に手を出すな。」

アンブリッジは、まるで火傷したかのように右手をプルプル振りながら、私から飛び退き、驚いたようにドラコを見ている。

それに対し、ダンブルドアが微笑んだ。

アンブリッジに向き直ると、アンブリッジを睨んで

ダ「ドローレス、わしの生徒に手荒なことは許さぬ。」

そう低い声で言ったのだ。