Story 93 ページ48
＊
他の寮も、この試合の勝敗に積極的な関心を抱いていて、反対意見も出てこなかった。
マクゴナガル先生が宿題を出すのをやめてしまったことで、どれだけスリザリンに勝ちたいのかがわかる。
マク「あなた方には、いま、やるべきことが他にたくさんあると思います。私は、クディッチ優勝杯が私の部屋にあることにすっかり慣れてしまいました。スネイプ先生にこれを渡したくはありません。ですから、三人とも、良いですね？」
私とハリー、ロンをしっかりと見ながらマクゴナガル先生が言った。
うわぁ…これ負けたら大変なことになるのでは…？
ロンなんか初試合なのに、相手がスリザリンって。
震えちゃってるよ…
本番までに、私たちはスリザリンからの嫌がらせに耐えなければならなかった。
お互いに蹴落とそうとしているので、スリザリンは姑息な手を使う。
特に標的にされたのはやはりロン。
ロンの精神面を乱そうとする生徒が多かった。
ロンがこれに打ち勝たないと、本番はどうにもならない。
ロンの分まで、私とハリーが頑張らないと。
＊＊＊
試合の日は、寒い眩しい夜明けだった。
『ふぅ…』
ハー「大丈夫よマユ。貴女は素晴らしいシーカーなんですから！貴女のご両親がそうみたいにね」
『ふはっ…ありがと。頑張るよ。私よりロンだよ問題は。この緊張とプレッシャーに勝てるかどうか…』
ハー「ロン…あぁ、そうよね、ロンがいるんだわ…」
ロンについてはハリーが何とかしてくれる、と信じてる。
不安だ…
朝食を食べに大広間に行けば、ハリーとロンがたじろいでいた。
『二人とも、どうしたの？』
ロンは下を向いたまま唇を噛み締めている。
ワーッとどよめきが上がった方に視線を向ける。
スリザリン…
いつもの緑と銀色のスカーフや帽子に、みんなが銀色のバッジをつけている。
…なんて書いてあるの、あれ
どういう訳かスリザリン生はロンに笑いながら手を振っている。
馬鹿にしてるってわけ。
『ロン、行こ。』
ロンの背中を軽く押してグリフィンドールの席まで誘導する。
その時、ドラコと目が合ったが私は睨んで目を逸らした。
こーゆーところは嫌い。
ロ「僕、よっぽどどうかしてた。こんなことするなんて。どうかしてる」
掠れた声でそう呟くロン。
相当やられてしまってるこれは…
ハ「バカ言うな。」
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
