Story 89 ページ44
＊
我が彼氏だけに性格が超絶悪いな。
わざわざ大きな声で…
ハリーとロンが殴りかかりそうになるのを、私とハーマイオニーが止める。
『抑えて二人とも』
ハー「そうよ。じゃないとあいつの思うつぼよ。」
二人はドラコを睨みつけ、拳を握りしめ、顔を強ばらせていた。
ほんとにグリフィンドールが嫌いなんだな、ドラコ。
ド「つまり、魔法省への影響力で決まるなら、あいつらはあまり望みがないだろうねえ…父上がおっしゃるには、魔法省はアーサー・ウィーズリーをクビにする口実を長年探しているし…それにポッターだが、父上は魔法省があいつを聖マンゴ病院に送り込むのはもう時間の問題だっておっしゃるんだ。どうやら魔法で頭がいかれちゃった人の特別病棟があるらしいよ」
顎をだらんと下げ、白目を剥き、醜悪な顔をして見せるドラコ。
煽ってくれるじゃない。
『それで言ったら私のお父様も魔法省への影響力は強いから大丈夫ね？マルフォイ』
ニコニコとそう言えば、まさか私が反抗してくるとは思ってもなかったとでも言いたげな顔をして私を見た。
喧嘩するつもりは無いけど、こんなに煽られちゃあねー。
聖マンゴ病院の話はご法度。
だって、
ハ「ネビル、やめろ！！」
ハー「ネビル！」
ネビルのご両親がある死喰い人のせいで入院せざるを得なくなってしまったから。
そりゃ憎いし、あんなこと言われたら腹も立つ。
『ネビル、ダメ。』
私を押し切ってドラコを殴ろうとするネビルの手をギュッと掴む。
ブツブツと何かを言っているネビルは、冷静さを失っている。
あぁ、もう。
『ッわッ…！？』
ネビルの力に負けて突き飛ばされる。
まずい、転ぶ
次に来るであろう衝撃に目を瞑ると、痛みはいつになっても来ない。
誰かが私の肩を掴んで支えているのが分かる。
急いで振り返れば、暗い目がずいっと私たちグリフィンドール生を見渡した。
スネ「怪我はないか、ディオリス。」
『えっ、あ…はい、ありません…ありがとうございます』
スネ「なら良い。」
スネイプ先生は私から手を離し、教室の中へと入っていった。
スネイプ先生優しすぎて…
『スネイプ先生かっこよかった』
ハー「マユ…」
『え？』
「「……」」
ハーマイオニーが額を抑えてため息をつくので、何事かと思えば…
私の方をドラコとハリーが物凄い形相で睨んでいた。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
