Story 72 ページ27
＊
アン「皆さんは…ある闇の魔法使いが戻ってきたという話を聞かされてきました。死から蘇ったと。しかし、これは嘘です！」
『嘘？では、Mr.ディゴリーの死は？魔法省はあれを不幸な事故として済ませるのですか？魔法省が実施したにもかかわらず、不慮の事故だと？それでは貴女方に問題があるのではないでしょうか。Mr.ディゴリーの死を見た唯一の証人がヴォルデモート卿が復活したと証言しているのに、魔法省はそれを隠し、更に私たちを混乱させようとしている。貴女方がやっていることは、私たちを守るための発言ではなく…ただの現実逃避です。』
ハリーの見た復活が嘘だと言うなら、魔法省側だって復活してないとは言いきれない。
だって見てないんだから。
頭ごなしにハリーを変人扱いして、自分たちを守ってるだけだ。
すぐに受け入れて行動に移せば、何かが起こる前に対処できるのに。
昔のような惨劇が起こらずに済むのに。
なんでそれをしようとしないの？
アン「Ms.ディオリス！！罰則ですッ！！」
『はっ。まぁ、良いですが…無駄な罰則については…お父様が黙ってないと思いますけど』
アン「ッ…明日の夕方、五時。わたくしの部屋で。もう一度言いましょう。これは嘘です。魔法省は、みなさんに闇の魔法使いの危険はないと保証します。」
あぁもう散々だ。
ハー「マユ！？」
私は立ち上がり、椅子を蹴り飛ばした。
普段は絶対こんなことはしない。
こんなことをしたらお父様の顔に泥を塗ってしまうから。
でも、我慢ならない。
発言も、行動も、後ろ盾にあのおバカな魔法大臣がいるから何でもできるという余裕さも。
こんな奴の授業を受けていたら脳内がお花畑になってそれこそヴォルデモートに殺られてしまう。
『このような授業を続けるなら、私はこの授業を取りません。ビンズ先生の授業を受ける方がよっぽど良い。次から来ませんので、よろしく。』
アンブリッジを睨み、私は教科書をその場に置いたまま教室を出た。
後ろからアンブリッジの甲高い怒鳴り声が聞こえてきたが、そんなのはどうでもいい。
どうせ、お母様の娘ってだけで罰則を受けなきゃならないんだ。
何やったって自由だ。
＊＊＊
その夜の大広間での夕食は、私にとって楽しいものではなかった。
アンブリッジとの口論試合は、ホグワーツの基準に照らしても例外的な速さで伝わった。
まぁ、優等生のディオリスが？って理由もあるみたいだけど。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
