Story 71 ページ26
＊
アン「…っいいでしょう？何か、質問でも？」
『この授業の目的はなんでしょう。このような文章を読んだとて、防衛呪文が身につくとは到底思いませんわ。まぁ？魔法省はどうしても私たちに魔法を使わせたくない理由があるようですが？「よいです＿」まだ私が話しております。口を慎んでくださるかしら。』
アンブリッジは明らかにイライラしてきている。
ニコニコ笑顔を貼り付けているようだけど、口端がピクピクしてる。
生徒たちもこのくだらない授業にうんざりなのか、私たちの行方…特に、私が何を言うかを待ってる。
『ん"んっ。Ms.アンブリッジ。貴女なら”よく”ご存知かと思いますが…私の父、アベル・ディオリスは魔法省で闇祓いとして働いております。その父が、私や兄に幼い頃から自分の身を守れるようにと、防衛呪文を学ばせてきました。しかし、全ての生徒のご両親が闇祓いとは限りません。だからこそ、ここに自分の身を守るための術を学びに来てるのです。闇の魔術に対する防衛術、という授業は、自分の身を守る為に、防衛呪文を、”練習”する場です。座学は二の次、貴女こそ…魔女として劣等かと。ふふっ』
社交場に出る時のように礼儀正しく、かつ煽るようにアンブリッジに笑いかけた。
アンブリッジは限界のようだ。
アン「ッお黙りなさい！！アベルの娘のくせに狂気じみて…なんて危ない子ッ！！レティアナに似たのかしらッ！！貴女たちのような子供を、誰が狙うのかしら？Ms.ディオリス」
『あら、お分かりにならない？魔法省の重役であろうお方が？それとも…隠していらっしゃるのかしら。』
アン「無駄口を叩かず、はっきり言いなさいッ！！誰が貴女なんかを襲うの！？」
『そうですね。私の父が倒したはずの、貴女方が隠したくて仕方がないヴォルデモート卿とかかしら！！！』
私が怒鳴ると、全員が肩を震わせた。
いや、私のせいだけではなく…あいつの名前で、の方が正しいのかもしれない。
アン「ッッ…さて、いくつかハッキリさせておきましょう？」
フルフルと怒りに震えながら無理やり笑顔を作る。
そしてゆっくりと立ち上がり、私に近づいてきた。
絶対引かない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 454人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
