Story 70 ページ25
＊
『…あぁ、気分悪』
闇の魔術に対する防衛術の教室に入ると、あの女はもう既に教壇に座っていた。
みんなアンブリッジを理解するために静かに教室へと入る。
アン「さあ、こんにちは！」
生徒が全員座ると、アンブリッジは挨拶をした。
「「こんにちは」」
ボソボソと挨拶をする。
アン「チッチッ。それではいけませんねえ。皆さん。どうぞ、こんなふうに。こんにちは、アンブリッジ先生。もう一度いきますよ。はい、こんにちは、皆さん！」
「「こんにちは、アンブリッジ先生」」
『…くだらな』
アン「あら。Ms.ディオリス。何か言った？」
うわ、こっち見んな…
『ふふっ。あら、嫌だわ。何にも言ってませんわ。アンブリッジ先生。』
アン「…そう？では、授業を始めましょう。杖をしまって羽根ペンを出してくださいね」
闇の魔術に対する防衛術の授業で杖をしまえ？
アンブリッジが黒板を杖で叩くと、文字が現れた。
闇の魔術に対する防衛術
基本に返れ
あー、もう終わった。
魔法省は私たち生徒に実践授業をさせないつもりだ。
お父様どうなってるの？
アン「さて、みなさん。この学科のこれまでの授業は、かなり乱れてバラバラでしたね。そうでしょう？先生がしょっちゅう変わって、しかも、その先生の多くが魔法省指導要領に従っていなかったそうです。その不幸な結果として、皆さんOWL学年に期待するレベルを遥かに下回っています。」
なんで魔法省に従わないのかよく考えたらどうなの？
ハー「マユ、抑えて…」
再度黒板に現れる文字。
⒈ 防衛術の基礎となる原理を理解すること
⒉ 防衛術が合法的に行使される状況認識を学習すること
⒊ 防衛術の行使を、実践的な枠組みに当てはめること
アン「わたくしが質問したら、お答えはこうですよ。”はい、アンブリッジ先生”または、”いいえ、アンブリッジ先生”です。さて、ウィルバート・スリンクハードの”防衛術の理論”を持っていますか？」
「「はい、アンブリッジ先生」」
…なんなのこれ。
上から押えてきてるだけじゃん。
無駄なことばかり書かれている教科書を読まされる。
もう我慢ならない。
『Ms.アンブリッジ』
アン「…アンブリッジ”先生”ですよ、Ms.ディオリス」
『いいえ、Ms.アンブリッジと呼ばせてもらいますわ。』
全面戦争だ。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
