Story 57 ページ12
＊
フ「なんでマユたちだけが質問に答えてもらえるんだ？」
ジョ「僕たちだって、この一ヶ月、みんなから聞き出そうとしてきた。なのに、誰も何一つ教えてくれやしなかった！」
フレッドとジョージが怒ったように言う。
フ「”あなたはまだ若すぎます。あなたは騎士団に入っていません”マユたちはまだ成人にもなってないんだぜ！」
フレッドが紛れもなくモリーさんの声だとわかる高い声を出す。
フレッドとジョージの言い分は最もだ。
これは私やハリーだけが知っていい話じゃないと思う。
ここにいる全員に知る権利がある。
でも、それをモリーさんとお父様は許さなかった。
モリ「この子たちは不死鳥の騎士団のメンバーではありません！この子たちはまだ15歳です。それに、」
シリ「それに、ハリーは騎士団の大多数のメンバーに匹敵するほどの、いや、何人かを凌ぐほどのことをやり遂げてきた。そして…マユはヴォルデモートに狙われている。」
『ッ…！』
アラ「なッ…」
アベ「シリウスッ！！」
レティ「アベル落ち着いてっ…！」
お父様がテーブルを怒り任せに叩く。
私が狙われてるって何…？
私たち家族が狙われてるんじゃ…
シリ「アベル、このまま隠し通すことが最善策だと思ってるのか？それじゃこの子は自分の身を守ることも出来ずに殺されてしまうぞ！」
アベ「マユを怖がらせるようなことを言うな！そんなことは私が絶対にさせない！！この子は私じゃない！」
シリ「お言葉だが、アベル。私はこの子が誰か、はっきり分かっているつもりだ」
シリウスが冷たく言った。
アベ「私にはそう思えない！マユは女の子なんだ、何も知らず、愛する人と暖かい家庭を築いて、幸せに暮らしてほしいと願うことの何が悪いんだ！？」
お父様がこんなに声を荒らげるのを初めて見た。
お兄様も驚いたようにお父様を凝視している。
レティ「アベル、冷静になって。貴方の気持ちはとてもよく分かるわ。お腹を痛めて産んだ子ですもの。でも、シリウスの意見には賛成だわ。」
アベ「レティアナまで何を…！！」
レティ「何も全て話しなさいとは言ってないわ！私たちが教えず、他の誰かが歪曲した話をこの子たちに話すよりかはマシだと思うだけよ！！」
いつも穏やかなお母様までもがこんなに声を張り上げる。
そんなお母様の言葉に、お父様は言葉を失って黙り込んだ。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
