Story 44 ページ46
＊
次の日、大広間でセドリックの死を追悼した。
ヴォルデモートが復活したこと、魔法省が隠蔽しようとしてること。
これから起こるであろう厄災についても。
生徒たちはざわめき、信じる者もいれば疑う者もいた。
もちろん私は信じる。
お父様も魔法省を説得しに毎日動いてるみたい。
最悪な形で三大魔法学校対抗試合に幕が降りた。
今日はボーバトンとダームストラングが帰っていく日。
本当ならお見送りしなきゃいけないんだけど、どうもそんな気分になれなくて
バルコニーからボーッと外を眺めていた。
ヴォルデモートが復活した。
私の一族が狙われている。
あの時はどこか冷静だったけど、今になってドッと不安が押し寄せてきた。
闇の帝王に、私たちが太刀打ち出来るのだろうか。
あいつは言った。
私がお父様に似ていると。
ヴォルデモートが目をつけないわけがないと。
『……』
？「見つけた」
『…マルフォイ』
後ろを振り返れば、シルバーブロンドのあいつが立っていた。
ド「見送りしないのか？」
『あー…しないとダメだよね、やっぱ』
ド「…別に、いいんじゃないか」
『…そっか、』
マルフォイは私の隣に来ると、石柵に体を預ける。
何しに来たんだろ…
ド「なんで避けてたんだよ…」
『…っそれは…』
マルフォイは不貞腐れたように目を伏せる。
そんな姿に不覚にもときめいてしまう。
ド「あの時のことまだ怒ってるのか」
『あの時？』
ド「鈍いって…言ったことだよ…」
『え？違うけど』
ド「は！？」
『ずっとそれで避けてると思ってたの？』
ド「避けられる前にあったことって言ったらそれしかないだろ！！」
『ご、ごめん…違うから安心して』
久しぶりだなぁ…こんな風に話すのも。
ド「じゃあ何で避けてたんだ？」
『それは…その…』
これを言ったら終わっちゃう
でも、ずっとこのままなんて…
ド「ん？」
『っマルフォイ…っ…私っ…』
私は…っ…
涙が流れ落ちる。
あぁ、もう。最悪だ。
ド「…ゆっくりでいい」
『っぁ…』
私はマルフォイの匂いに包まれた。
暖かい…
顔を埋めると優しく頭を撫でてくれる。
『ピアスの意味…分かったよ…』
ド「…っな、えっ！？///」
あ、心臓がバクバク鳴ってる。
動揺してる…？
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レブンロー - いや、まって、あの、夢主ちゃん可愛すぎません！？反応可愛くて、なんか夢主ちゃん推しになりそうなんですが？！主さんの文めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！！ (2022年5月1日 17時) (
レス) @page34 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
あはちゃん(プロフ) - 続編たのしみにしてます！ (2021年12月19日 6時) (レス) @page50 id: da46de3b9d (このIDを非表示/違反報告)
あはちゃん(プロフ) - マルフォイの小説の中で一番好きで応援しています！頑張ってください！！！ (2021年12月17日 21時) (レス) @page41 id: 0af131b5b6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - すごく面白いです!小説の中で一番好きです!更新頑張ってください応援しています‼ (2021年12月16日 19時) (レス) @page38 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - たまたま僕の名前アロンだったから兄の名前がアランでビックリしました笑面白いです！ (2021年12月13日 21時) (レス) @page4 id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月4日 12時
