Story 10 ページ12
＊
『あれ、お兄様たちは？』
ハ「分からない。はぐれちゃったんだ」
ハー「とにかく私たちは離れないようにしましょう」
ロ「まったく…なんでこんなことに…！」
私たち四人は固まって離れないように歩き出す。
お兄様たちを探しながら歩いていると、突然後ろから音が聞こえてきた。
『…！』
私は咄嗟に杖を構え、ハリーたちを後ろに隠す。
暗くて何も見えないけど、確実に何かがいるのがわかる。
ハ「どなたですか？」
ハリーの問いかけに、返事が返ってくることはなかった。
その代わりに…
「モースモードル！」
呪文のような音と共に緑色の閃光が空へと舞い上がる。
空を見上がれば、そこにあったのは…
『ッあ、れはッ……』
髑髏の口から蛇が這い出している。
印だ。
お父様が昔言っていた。
髑髏の口から蛇が這い出している印は、闇の帝王のものだと。
なんで、なんでそんなものが？
だって、あの人は消えたはず。
闇の印を出す意味がわからない。
ハー「早く、行くのよ！！」
ハーマイオニーに手を引かれ、私たちは走り出そうとした。
でも、突然私たちの周りを沢山の魔法使いが囲んだ。
気づいた時には私たち四人は杖を向けられていた。
『ッ伏せてッ！！！！』
私の声に三人は地面に伏せる。
魔法使いたちが私たちに麻痺呪文をかけようとしていた。
？「やめろ！！！」
『…！！この声は』
聞き覚えのある声がその場に響いた。
アベ「やめろ！！私の娘だ！！」
アー「ロン、ハリー、ハーマイオニー、マユ…みんな無事か？」
お父様の後ろからアーサーさんが息を切らして走ってきた。
アベ「怪我してないか？」
『う、うん…大丈夫だよお父様』
アベ「クラウチ！！私の娘に手を出すとは何事だ！！」
お父様にクラウチと呼ばれたギョロ目顔の魔法使いは、私たちから目を離さない。
クラ「あの印を出したのは誰だ」
誰？誰って？
『私たちが出したとでも思ってるの？』
クラ「おまえ達は犯罪の現場にいた！」
『ふざけないで！！証拠もないのに麻痺呪文を唱えてくる方がよっぽど犯罪でしょ！！』
食ってかかる私をロンとハリーが宥める。
アー「あの印はどこから出てきたんだね？」
ハー「あそこよ」
ハーマイオニーが指さした方向に全員が視線を向けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レブンロー - いや、まって、あの、夢主ちゃん可愛すぎません！？反応可愛くて、なんか夢主ちゃん推しになりそうなんですが？！主さんの文めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！！ (2022年5月1日 17時) (
レス) @page34 id: 74261430be (このIDを非表示/違反報告)
あはちゃん(プロフ) - 続編たのしみにしてます！ (2021年12月19日 6時) (レス) @page50 id: da46de3b9d (このIDを非表示/違反報告)
あはちゃん(プロフ) - マルフォイの小説の中で一番好きで応援しています！頑張ってください！！！ (2021年12月17日 21時) (レス) @page41 id: 0af131b5b6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - すごく面白いです!小説の中で一番好きです!更新頑張ってください応援しています‼ (2021年12月16日 19時) (レス) @page38 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - たまたま僕の名前アロンだったから兄の名前がアランでビックリしました笑面白いです！ (2021年12月13日 21時) (レス) @page4 id: ed0e3e5242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月4日 12時
