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第二十六話 ページ28







この任務でわかったこと。





我妻は自分の意識がない時に覚醒するということ。





嘴平はあのこぼれ刃のくせに勢いが凄まじく、独自の呼吸を見つけている。





竈門は少々優しすぎるが、技術はある。





『…ふむ、有能と言われれば有能かもしれないな。』





炭「麻友さん!こっちは終わりました!」






『ん、こちらも早急に片付ける。下がっていなさい』






俺様がやる!!と暴れる嘴平を押さえつけながら竈門は頷いた。





あいつも大変だな。





『さて…さっさと終わらせるか。雨の呼吸_漆ノ型 驟雨の獄』





炭「は、速い…っ!」





伊「す、…げぇ……」





頸が斬れたのを確認すると、鞘に刀を収める。





そして竈門たちの方を振り返った。





『誰か、我妻を背負え。帰るぞ。』





未だに気絶したままの我妻。





強いが、意識がある時にそうなってもらわねば困るな。





竈門は背に妹を背負っているので、我妻は嘴平にずられて帰ることになった。





哀れだ。





炭「雨の呼吸っていくつ型があるんですか?」





『ん?雨の呼吸は拾ノ型までだ。拾ノ型は雨の呼吸の奥義でもある。』





炭「奥義…!いつ扱えるようになったんですか?」





『ふむ…いつ、と言われると困ってしまう。実を言うと拾ノ型を使ったのは一度だけなんだ。』





そう。志雨が亡くなった日。





あれが初めて上手くいった日だった。





それまでは上手く扱えず、苦戦していた。





炭「そうなんですね…俺も早く立派な剣士になりたいです!」





『…!そうか。お前ならなれるさ』





軽く微笑んで背中を叩く。





今日は案外早く任務が終わった。





甘露寺の所にでも行こうか。





この前約束していたしな。





『竈門、我妻、嘴平。私はここで。ゆっくり休むといい』





三人に別れを告げ、私は甘露寺の元へ行くことにした。





屋敷へ行く前に、甘露寺が気に入っている甘味処に立ち寄る。





「あら雨辻さん!珍しいですねお一人でいらっしゃるなんて」





『そうかもしれん。甘露寺に桜餅でも買っていこうかと思ってな』





「甘露寺さんなら今いらっしゃいますよ?」





『ん、そうなのか?また一人で…いや、伊黒とか』





「いえ、煉獄さんです」





『…煉獄?』





「えぇ!甘露寺さんと煉獄さんがお二人でいらっしゃいまして、その様子が恋仲のようだと売り子達が騒いでおりました」





楽しそうに店主が語る。





甘露寺と煉獄が恋仲のようか。





『…そうか。』

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真季 - 最新楽しみにお待ちしてます。長くなってすいません汗 (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
真季 - 初めまして。お疲れ様です。最新も早くて楽しみに読み進めて来ました。夢主よ、どうか自分の気持ち正直になって煉獄さんと恋仲になって下さい…!あの鬼殺の男、怪しい匂いが漂ってますね…。彼女に手を出したその時は是非、煉獄さんの赤き炎刀で…! (2021年10月4日 7時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
冴凪(プロフ) - とても面白いです!話のテンポも良くてワクワクしながら読みました!更新ファイトです! (2021年9月30日 22時) (レス) @page12 id: 8d3f590c11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年9月29日 1時

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