Bamboo Princess 3【ツイステ】 (ページ3)

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ア「ふぅ、まったく。どいつもこいつも支払いを踏み倒すろくでなしばかりだ。

買ったら払う、借りたら返す。当然のことですよ。」

ジェ「ええ、おっしゃる通りです。」

ア「今年はもう少しマトモな人材が入ってくれれば良いんですが…。マユとか…」

ジェ「それは僕も同感です。マユが入ってくれれば、仕事も更に捗るのに。

まあ、なんにせよ、期末テストの結果が楽しみですね。」

＊＊＊

＿１週間後

エ「おい待てグリム！今日という今日はぜってー許さねぇからな！」

グリ「へへーんだ。そんなに言うなら名前でも書いとけってんだ！」

エ「てめ～！！」

『今日は何を争っておるのじゃ？』

監「僕もよくわかんなくて…」

デ「まったく、こいつらも飽きないよな。」

エ「あっ、ユウ！お前、監督生ならちゃんと寮生の管理しろ！

こいつまたオレの買っておいたオヤツの菓子パン盗み食いしたんですけど！」

『そんなことで喧嘩しておったのか』

なんとまぁレベルの低い…ん"んっ。

グリ「盗んだとは人聞きが悪いんだゾ。机の上に落ちてたから拾って食べただけなんだゾ。」

エ「机の上に置いてあるものは落ちてるって言わねーんだよ！

チョロチョロ逃げやがって。こうなったら風の魔法で…。」

エ「お、やんのか？ならオレ様も火の魔法を…。」

「「…あっ！！」」

エ「…やっぱ。魔法はやめといてやるよ。また罰で窓ふき掃除させられたら面倒だし。」

グリ「へ、へん。オメーもたまにはマトモなこと言うじゃねーか。

オレ様だけ魔法を使うのも大人げねぇから今回は勘弁してやるんだゾ。」

『…あの２人が喧嘩を止めるなんて珍しい事があるものじゃ。』

デ「いつもなら教室が黒焦げになって学園長が飛んで来るまでやめないのに。」

『何かやましいことでもあるのではないか？お主ら。』

エ「べ、別に～？パンくらいのことで狸と張り合うの馬鹿馬鹿しいなって思っただけ。」

グリ「にゃに～！？オメー本当に一言多いんだゾ！」

＊＊＊

あの後２人ともプリプリしていたが、予鈴が鳴り教室へ戻って行った。

今日はテスト返し。

妾が担任から答案用紙を受け取る、毎回赤点を取る生徒がよっしゃああ！と声を上げて喜んでいた。

『…？まさか本当に赤点を回避したのか？』

ラ「珍しい話もあるもんッスね。まあ、マユは相変わらず…って感じッスけど。」

妾の満点の答案用紙を見て苦笑するラギー。

『ふふっ。これくらい普通じゃよ。』