『The white story 1 ~帝光中編~』【黒バス】

white ~15 ~ ★アップルパイ★ ページ17

貴方side

ったく最近マジで疲れる……

転校してきて数週間がたった今、あの下駄箱と机事件がずっと続いている。

しかも目が合った女子は顔を赤く染めるし……

菓子や手紙だってはっきり言って要らねぇ←

今日もまた入ってんのかなと思いながら下駄箱に手をかけた時、隣の靴箱の……確か桃井？が少し悲しそうな顔をしながら自分の下駄箱を見つめていた

貴 「……なんかあったのか？」

気になったから声をかけてみたら

桃 「！？いっいや、な、何でもないよ……！」

……あからさまに自分の下駄箱隠しやがったなこいつ……

気になったからそいつを軽く押しのけて見てみると……

貴 「……！？お前……イジメにあってんのか……？」

あいつの下駄箱の中に紙くずやゴミなどが入っていて靴が濡れていた

桃 「…………まぁ、ね……」

貴 「……誰にやられている？」

桃 「……多分、ほとんどのクラスの女子」

……マジかよ……だからコイツあんまり女子と話してなかったのか……

貴 「……何でいじめられてるんだ……？」

桃 「……あっ！ここで話すのもあれだから……あ、あの……」

貴 「…………何？」

桃 「よ、よ、良かったら……お昼ご飯、一緒に食べない……？あっ！でも……そっその、嫌だったら全然いいよ！」

……人と関わんのか……まぁ、コイツなら……いいか……

貴 「……かった……な」

桃 「え？」

貴 「分かった、屋上でな」

俺は桃井に昼飯を一緒に食うという約束をして教室に戻った

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