連絡がきた……32 ページ33
仕事で疲れきった頃、充電して復活した携帯がブブブとなった。
電話だ。
でも申し訳ない。
体がだるすぎて指1本動かないのだ。
誰だか分からないが居留守を使わせてもらおう。
ブブブ、一回目。
ブブブ、二回目。
ブブブ、三回目。
ブブブ、四回目。
五回目、六回目、七回目……
｢あー！もううるさい！誰！？｣
携帯の画面を見れば知らない番号。
そしてブブブ、が鳴りやんで数分。
ピコンっ、と可愛い音がした。
緑のアイコンのあのアプリだ。
名前を見れば、銀ちゃん、と書かれたユーザー名に万、と書かれたアイコン。
ー桂から教えてもらった！今度の金･土･日暇か？ー
桂。
勝手に教えるなんて何事か、と思った直後に桂からのＲＡＩＮ。
すまんが銀時に連絡先教えたぞ、と。言うのが遅い馬鹿野郎。
てことは今週か。
そういえばさっき部長に休みをちょうど貰ったところだが、その貴重な休みを坂田に使っていいものかどうかという問題で。
神楽とかも誘う予定だけど、と来た瞬間に暇だよと返した。ついでに坂田のＲＡＩＮも追加して。
ーよっしゃ！じゃあ詳しいことは後で言うからしっかり休めよ！ー
多分これも桂だろう。
まぁいい。どうせ坂田のことだし、どこかに遊びに行くなんてことだろう。気分転換も大事だ。
*
それから次の日、残業も終わり、桂と別れた直後に坂田からＲＡＩＮが来る。
内容は金土日は海に行くと。
だから水着を持ってこいと。
了解、とそれだけ送って携帯の電源を落とす。
｢……何を思って｣
私を誘うんだろう。
距離を置くっていって近づかなくなったのはあっちで、私は何も悪くない。
最近妙に騒がしかったから、静かなのか物足りないだけで、もともと1人が好きなんだ。別に苦じゃないのに。なんでこんなに寂しいかな。
空の明るさも薄くなって薄暗さが目立つ道を一人で歩く。
あ、ここ、坂田と一緒に歩いたとこだ。肉まん取りいったんだっけ。
それから桂の料理ご馳走になって、酒に酔った坂田に触っていいのは俺だけだー！なんて。
……なんで坂田にキスされても私こんなに平気なんだろう。最初はあんなに戸惑って、心臓バクバクして、桂に惚れたのじゃないかと言われて内心焦った。
……あれ、なんで私こんなに坂田のことばっか。
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月見おはぎ - 欲しいです！家に銀さん欲しいです！発注してぇぇぇ (2021年8月31日 18時) (
レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 銀色さん» ありがとうございます！初々しい銀さんを書くのはとても楽しかったです！頑張ります！ (2018年3月12日 18時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
銀色(プロフ) - とても面白かったです！銀さん大好きなのでとてもドキドキしました。これからも頑張ってください (2018年3月11日 19時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 龍神邪炎さん» うわあああやってしまいました！！ご指摘感謝ですっ！ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年5月27日 17時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 武智じゃなくて武市ですよ〜。いつも楽しく読ませてもらってます！！これからも頑張ってください！ (2017年5月27日 17時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年5月13日 19時
