just do it!……23 ページ24
そういえば、新八くん、神楽、坂田を見て思うけど、ここホストじゃないよね。
キャバクラだよね。
男いらないよねここ。
なんで男誘ったんだ。
やっぱり総理大臣連れてきやがったかあのジジィと松平と名乗った人を恨んでいる男陣。
知っていたのだろうか。知らされていたのだろうか。多分知っていたんだろう。
何回も経験したようなゲッソリしたあの顔は。
「次は次は失敗しない…しない……失敗しないそ……justdoIt!!!」と汗をダラダラさせながらそんなことを言っている坂田の側で、神楽が「銀ちゃんならできるネ!私も頑張るぜフゥーーーッ!」
……あっ、これ成功した事例がないのか。
私も最高クラスのお偉いさんで体が固くなる。
巻舌がひどい松平さんがそんな私たちを通り過ぎてテーブルについた。
「とっつぁん……またあんたは……」と土方沖田近藤がハモる。まさか。
まさか。まさか。
いやいやまさかね。
「まぁ今夜は楽しんでくれや将ちゃん」
「あぁ。いつもすまないな」
……声がタイプ。
あの声なら耳元で囁かれてもいい気がする。
「ちょっ、間宮何言ってんのっ」
「耳元で叫ぶな」
口に出ていたようで気づいたら耳元に坂田がいる。
ドンペルィイイと松平さんが叫ぶ。
妙さんが嬉しそうにドンペリ入りましたぁ!と叫び、たまちゃんが持ってくるドンペリ。……どんなお酒入っているんだろう。
キラキラとイケメンさで輝いている男陣が出る幕はない。なぜならここはキャバクラ。
嫌嫌言っていた土方もバッチリ決めてはいるが、ここはキャバクラ。当然裏方である。
「これ俺らいるか?」
「接待したいんですかィ土方さん。なら女装でも性転換手術でもして行ってきてくだせぇや。」
「何言っちゃってんのお前」
この前はノリノリだったくせに土方くん、と坂田がいじる。やめてあげて土方のライフはゼロよ。
「あら、Aちゃんどこに行ったのかしら?Aちゃーん?」
妙さんが私のいないことに気づき、名前を呼んだ。
行きたくないけど行かないと。
妙さんのところに行こうとするが、右手が動かない。
……あれ、いつから私坂田に手、掴まれてたっけ。
「手、離して坂田。いつまで、というかいつから繋いでんのこれ」
「……っあ、わり。ほれ、将軍誑かしてこい」
「無理すぎてわろた」
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月見おはぎ - 欲しいです!家に銀さん欲しいです!発注してぇぇぇ (2021年8月31日 18時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 銀色さん» ありがとうございます!初々しい銀さんを書くのはとても楽しかったです!頑張ります! (2018年3月12日 18時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
銀色(プロフ) - とても面白かったです!銀さん大好きなのでとてもドキドキしました。これからも頑張ってください (2018年3月11日 19時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 龍神邪炎さん» うわあああやってしまいました!!ご指摘感謝ですっ!ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2017年5月27日 17時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 武智じゃなくて武市ですよ〜。いつも楽しく読ませてもらってます!!これからも頑張ってください! (2017年5月27日 17時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃん | 作成日時:2017年5月13日 19時