多分これは勘違いであって【坂田銀時】

頭大丈夫じゃないのは……14 ページ15

銀時side


今日はいい日すぎる。
神楽とたまの機転のおかげで2人きりの帰り道。
すぐに帰ると思っていたがまた機転を効かせてくれた桂に高杉。


今日は神様がいっぱいいる日なのかそうなのか。死んでもいいです俺。


しかも隣。
嬉しくなって心臓がうるさくて緊張して坂本が買ってきた酒が進む。いや、飲んでないとやってられないのだ。同窓会のときもそうすればよかった。


｢ー〜ー、……ー！！｣



酔いが回るのも早かったためか俺が何を叫んだのかも覚えていない。
何を言ったんだろう。
ぼんやりと覚えているのは間宮の服を掴んで何かを言ったことだったが、その何かも覚えていない。



気づいたら、かちゃかちゃと音がして視界に風呂上がりの高杉がいた。


｢やっと起きたか銀時。｣

｢お、おう。あれ、間宮は？｣

｢そこで寝てるぞ。起きたら家まで送れ。｣



うーん、うーんと魘されながら寝ている間宮。ほんのりと頬が赤いが酒を飲まされたのだろうか。はたして俺が飲ませたのだろうか。



いやそんなことはどうでもいい。
くそかわいい。
久々の再会の数日で寝顔が見れるなんて俺ラッキーすぎる。やばいこのまま順調に行ってハネムーンまで行ってしまってもいいんじゃないか。



｢おめぇ頭大丈夫か｣

｢襲っていいか？｣

｢聞けよ。嫌われてもいいならな｣

｢やめとくわ｣



少しだけ酔いの残る体を動かして間宮の近くにいく。
そういえばはこいつら間宮の酔った姿を見たんじゃないか？
なんてずるいやつらだ。
なんで俺はあの時酒が進んでしまったんだ。


いや！！！
間宮をツマミに飲んでたなんて銀さん誰にも言えない!!!
このままではマダオになってしまう！！


そう！！


(M)まだ


(D)童貞こじらせてる


(O)男



｢なんだおめぇまだ童貞だったのか｣

｢うるさいですぅ。どうせ俺ぁお前みたいな玉の輿狙われる地位にいませんー。俺の童貞は間宮に捧げるんですぅ｣

｢まだ酔ってんのか坂田｣

｢……えっ｣








間宮、起きてたの？

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