この、裏切り者っっ……10 ページ11
歩き回って約２時間。
たまちゃんの手にはたくさんのネジ。
神楽ちゃんはどこからそのお金出してきたの、という程に課金された食べ物で腕が占領されていた。
沢山あった食べ物がどんどん神楽ちゃんの口の中に吸い込まれていく様を見ながら私は焼き鳥を頬張った。
そろそろ店が閉店していく時間なようで、売れ残りを無料や半額で渡されていく品を神楽ちゃんは涎を垂らしながら見ていた。
いや、まだ食うんかいお前。
｢いいいや、兄貴にお土産アル…匂いだけでも買って行ってやるネ｣
｢全部食って空だけ渡す気か殺されるぞ｣
｢おーい！終わったからちょっくら手伝ってくれ！｣
遠くから坂田の声が聞こえて、私たちを呼ぶ仕草をする坂田のシルエットが夕日に照らされていた。
手伝いましょう、とたまちゃんが駆け出した。
そして片付けが終わって、坂田家に行くかという直前に、神楽ちゃんが呻き始めた。
｢うぅううう…食べすぎたアル…今日は帰って寝るネ。ごめんヨA…｣
｢ちょっと大丈夫？無理しない方がいいよ。今日は帰りな？｣
｢すみません間宮さん。私もこのあと急用が出来てしまって…銀時様の家には1人で行ってもらえますか？｣
｢えぇ……まぁ、急用なら仕方ないよね｣
急すぎるドタキャンに戸惑うが、まぁまた今度坂田家に取りに行けばいいだろうと自分の中で決断を出して坂田に言おうとした。
｢あとで肉まん持ってきてほしいネ…明日待ってるョ……｣
｢え、ええぇええええ｣
ちらっと見えた神楽ちゃんの顔がすごくドヤ顔で、グッドラック！((ｷﾗﾝっみたいにしていた。
…………こいつ。なにか変なこと考えてる？
たまちゃんを見れば坂田を見ながらゆっくりと首を縦に振っていた。
それに坂田が涙して2人を讃えているのが見えた。気がした。
｢……まぁ、貰って帰るだけなら｣
｢銀ちゃん家、ここからすごく遠いネ。でもAの会社に近いアル。泊まっていけヨ｣
｢え、そんな悪いし……｣
｢お、おお俺は別にいいけど｣
｢じゃあ神楽ちゃんも一しょ……｣｢お腹がｱｧｱｱ千切れそうアルｳｳｩｳ｣
…………裏切り者おおおあああ
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月見おはぎ - 欲しいです！家に銀さん欲しいです！発注してぇぇぇ (2021年8月31日 18時) (
レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 銀色さん» ありがとうございます！初々しい銀さんを書くのはとても楽しかったです！頑張ります！ (2018年3月12日 18時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
銀色(プロフ) - とても面白かったです！銀さん大好きなのでとてもドキドキしました。これからも頑張ってください (2018年3月11日 19時) (レス) id: 54384483c3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 龍神邪炎さん» うわあああやってしまいました！！ご指摘感謝ですっ！ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年5月27日 17時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 武智じゃなくて武市ですよ〜。いつも楽しく読ませてもらってます！！これからも頑張ってください！ (2017年5月27日 17時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年5月13日 19時
