呪術師はクソなので呪霊との共存を目指したい【呪術廻戦】

団体戦終了 ページ28

とにかく団体戦はクソだったとしか言いようがなかった。戦犯は私です。ごめんなさい。恵ちゃんたちのところに行ったらそれはもう驚かれた。術式持ってるの隠してたってのもあったと思うけれど、あんなに圧倒的な差を見せつければ、ね。という。
隠していたとはいえ、三人には嘘をついてたことになるから、最悪幻滅されるのでは……？え、天使たちに嫌われるとか私生きていけないんだが？？自害しなきゃ……普通に死ぬと呪霊になるかもしれないから呪具とかで……天の逆鉾……。


『えっと……術式隠してたの黙っててごめんね。私みんなに嘘ついてた。お願い、嫌いにならないで…………泣いちゃう……』


「おかか！？」


「いえ、姉様にも隠し事のひとつやふたつあって当然です！姉様はお優しい方なので、何か事情があったのだと愚考します」


「おねえちゃんだいじょうぶ？」


『うっ……愛した……』


もみじみたいに小さな手で、三人から頭をよしよしされてしんどみが増した。もちろん尊さで。うん、ショタは正義だった。
こんな天使たちに私は今まで嘘ついてたという罪悪感が今になって押し寄せてきて、しばらくは癒しが必要。というわけで


『恵ちゃんたちもらうね』


「もらうな、返せ」


『バキバキに割れた私の心を癒せるのはやっぱりこの子達でないと無理！』


「だからショタコンでぺドなんじゃねーか」


『ショタコンじゃないし！ぺドでもないってば！』


「ぺど……？」


「たかな……？」


「えっと、ぺドっていうのはね、」


『待って解説しないで。というか憲紀くんよく知ってるね！？』


絶対いらない知識だよそれ。誰が教えたんだ……見つけ次第処す。
それにしても、ね。


『……小春なら、唯一突破口開けると思ってたのにな。』


春爛漫は、呪力や術式、果てには物理無効までかますとんでもな領域展開なのだが、それでも抜け道はある。それは、同じ術式を持った術者。すなわち我が愚妹のこと。なんとこの領域、同じ術式を持った術者を本人カウントするポンコツを発揮するため、もしそれに気付いてたらもうちょっと試合は長引いてた。まあ勝つけれど。(クソガキムーブ)
あんな子でも呪力や戦闘センスは他の子よりも優れてるし、多分もう領域展開できると思ってた。それか、自分が唯一の突破口だと自覚してないのか。教えた方がいいかもしれないけれど、面倒なので教えてやんない。悩んどけ悩んどけ。

胸とタッパがデカい男が好みです！→←術式開示

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す