喜んで-Twenty-fourth-《あんスタ》

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「おはようございます」


「おう！三谷！」


「三谷さんおはよ〜！」




数日後。
今日も1日仕事漬け。




「長野さん、今日は…」


「今日は取材だよ三谷さん！」


「取材ですか？」


「そそ。雑誌の番外編みたいな感じで、私達スタッフの紹介が掲載されるの！」


「へぇ！」


「こんな人がやってますって言うのを世間に見せる事で、安心して利用してもらうのが目的らしいよ」


「なんか良いですね」


「でしょ？ふふ。実はこれ人気あるんだよっ」


「そうなんですか！？」


「うん。なんてったって村上君がいるからね」


「村上さん？」


「村上君のページが特に人気なの！何でもできるし顔もいいからね〜」


「あー、確かに…」


「あっちもあっちで絶対気合い入れてくると思うし！全く…」


「…妬けちゃいますか？」


「全然！別に！村上君なんて屁でもないし！」


「あはは…」


「いくら顔が良くったって意地悪だからダメだね。あれは私にしか扱えない代物だよ」


「長野さん…」


「大体だよ？私が居ながら雑誌でモテ男子気取りとか酷過ぎると思わない！？」


「あの…」


「しんどいよマジっ。若干ヒモ男のくせに…」


「長野さん！！」


「ん？！」


「後ろにご本人が…」


「…え」


「…長野絞め殺す」


「む、むむむ村上君！いつの間にっ」


「俺がヒモ男で？モテ男子気取りの意地悪人間だって？あ？」


「いやその、誤解だよ…あはは」


「長野さん…」


「三谷さんそんな悲しそうな目で見ないでよ！！！」


「うるせぇよ。三谷、1時間だけコイツ借りるな」


「は、はいっ」


「村上君私は三谷さんとっ！」


「最初に俺の相手しろよ」


「ひいいっ！！！」


「長野さん、逝…行ってらっしゃいです」


「今なんか想像してたよね！？」


「ほら歩けグズ」


「私がグズなら村上君はポンコツだよ！！」


「そしたらポンコツの彼女になるぞお前」


「村上君こそグズの彼氏だよ」


「…ふ、別に良いけど」


「…えへへ」


「…」




この展開は予想してなかったよ…




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