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story200 ページ2

***




それから2人に慣れてもらうため、
一緒に遊んだり寝っ転がったりした。




「ねぇねぇお母さん!」


「ん?」


「真緒兄ちゃん元気?」


「うん、元気だよ」


「良かった!」


「どうして?」


「だって全然遊びに来てくれないんだもん」


「…真緒も忙しいんだよっ」


「んー、そっかぁ」


「うん」


「じゃあお父さんは?」


「え?」


「お父さんたまに来てくれるよ!今日はお父さん来てないの?」


「あぁっと…居るっちゃ居るんだけど…」


「姫海」


「りーちゃん?」




困った私をフォローするかのように
凛音が言葉を遮った。




「アイツはお父さんじゃない」


「お父さんだよ!!」


「違う!姫海思い出して…ままが居なくなったのは、全部アイツのせいなんだからな!!」


「!」


「ままを殺したのも全部アイツ…俺はアイツの事親なんて思って無いし認めない…」



「凛音…」


「ねぇそうでしょまま?本当のままなら分かるよね…俺の気持ち」


「…」




凛音の心は未だに歪んでいた。
凛月への恨みが伝わって来る。




「まま言ってたよね…3人で幸せになろうって…」


「そう、だけど…」


「それとも、やっぱりままじゃないから分かんないの?」


「それは違う!」


「…」


「凛音、私はね…私は…」


「お母さん…」


「…」


「幸せだった頃の気持ちが忘れられないの」


「それって?」


「凛音が居て、凛月が居て…姫海も生まれた頃の幸せが」


「…」


「凛音。私はね、何年経ってもいくつになっても、死んでも生き返っても…やっぱり凛月が好きなの」


「…」


「だから、もう1回…私にチャンスをくれない?」


「チャンス?」


「うん。絶対、またあの頃の幸せを取り戻してみせるから…凛月の事認めてあげて?」


「…」


「すぐにとは言わないよ。でも凛音達を迎えに来る時までには決めてて欲しい」


「!…俺らを引き取るの?」


「当たり前!だって私の子だもん!!」


「っ…」


「ふふ」


「…ありがとう」


「うん」




少し落ち着いた凛音を姫海ごと抱きしめた。
久しぶりの再会。成長した子供達。


今でも私を想ってくれていたこと。
間違いない。


私はこの子達を愛してる。







***

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ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます!そこまで入り込んでくださってるなんて、小説書いてて良かったって思えます(っ´;ω;`с )これからも新しい展開へと発展させていくつもりなので、是非読んでってくださいね! (2017年2月22日 4時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらえて本当に嬉しいです!!期待に応えられるように頑張りますね!!! (2017年2月22日 4時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - るんさん» コメントありがとうございます!真緒とのエンドも個人的には捨て難いです…!これからが本番なので是非愛読よろしくお願いします!! (2017年2月22日 4時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - もう、最高です!ずっとシリーズを見てきましたがもう、涙が止まりません!本当に夢主が辛いことが自分に伝わってきて涙がボロボロ出てくるんです。゚(゚´Д`゚)゚。もう凛音くん最高かよ、真緒くんの決断には本当に驚きました。続きが気になる!更新頑張って下さい! (2017年2月5日 2時) (レス) id: 09d69c4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
リン - あーーー!!!もうこのシリーズ大好きですッ!!!!最高ッ!これからも楽しみにしてます!頑張ってください!!応援してます! (2017年2月2日 23時) (レス) id: 71503843a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロキ | 作成日時:2017年2月1日 12時

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