喜んで-ninth-《あんスタ》

story433 ページ36

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「…」




やたらと私の背中を気にする凛月。
正直鬱陶しい。




「…ボロボロ」


「…」


「痛くないの」


「…私頑丈だから」


「ふーん」


「っ！？」




凛月が背中の傷を舐めてきた。




「これ他の男に見せたら絶句するだろうなぁ」


「見せないし。私はもうそういうコトしない」


「俺とは良いの〜？」


「これっきりに決まってんでしょ」


「えー」


「無理」


「前はあんなに可愛かったのに今性格ブス過ぎるでしょ」


「結構ですー。凛月にどう言われようが凛音はそんなコト言わないしー」


「は？凛音も成長したら変わるから」


「凛音はそんな子じゃないし。凛月みたいなことしないしー！」


「一応俺の子でもあるのでー？そういう可能性もあるから。ホント馬鹿なの？」


「うっさい。大体凛月はね！少しは否定しなさいよ！」


「何を」


「自分が！浮気癖あるとかその性格の悪さ」


「事実を否定してどうすんの」


「…クズですね」





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