五十五話 Murder on D Street ページ6
やがて社員達は、事務所の片付けに戻っていった。
最後に部屋を出て行こうとした国木田が、敦の方を振り返る。
「小僧、ここはいいから乱歩さんにお供しろ。現場は鉄道列車で直ぐだ」
「ぼ、僕が探偵助手ですか?そんな責任重大な」
国木田に言われたことに驚く敦。
しかし敦のいった言葉に、乱歩は違う違うと言うふうに返した。
「真逆、二流探偵じゃあるまいし、助手なんて要らないよ」
その言葉に、敦はさらに驚き、乱歩の方を振り返る。
乱歩はツンツンとサボテンを突いていた。
「え?じゃあ何故」
敦のその質問に、乱歩はにこりと笑って答える。
「僕、列車の乗り方判んないから」
五十六話 Murder on D Street→←五十四話 Murder on D Street
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ark(プロフ) - あきあきさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2021年2月28日 5時) (レス) id: 875b3ab9f7 (このIDを非表示/違反報告)
あきあき - 最初から読ましていただきました!すっごく面白いです!原作+夢主のかけあいとかが好きです!頑張ってください! (2021年2月28日 4時) (レス) id: 2068c5b889 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ark | 作成日時:2021年1月17日 22時