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私の主な収入は絵の販売と、
『ここかな』
動画配信による投げ銭だ。
制作過程は私の思っているより需要があるらしく、喋る必要も無いので気に入っている。
ポケモン達が大自然の中、思いっきり体を動かせる唯一の時間。
『遊んでおいで』
パモが腕に引っ付いて離れない時は、サーナイトやアーマーガアが引き剥がして目の届く範囲に連れていってくれる。
二、三年前は立場が逆だったのにな、としみじみ思う。
さて、ロトムに配信を始めてもらって……。
モデルになるロズレイドがこちらに興味を示しているうちにある程度形作っていかないと。
ロズレイドやドレディアみたいに体に花をつけるポケモンは野生の方が色鮮やかでいい香りがする。
絵が気になったのか、ロズレイドがキャンバスを覗きに来た。
『貴方が世界中の人を魅了できるような絵を描きたいの。もう少しだけお手伝いしてもらえる？』
音が入らないように小さな声で話しかけると、ロズレイドはニコリと笑って頷いてくれた。
頭を撫でたり、膝の上に乗せてみたりとスキンシップを取っていると、後ろからウツロイドに首を絞められる。
ウツロイドが嫉妬深いの忘れてた……。
触手に引っ張られ、椅子に座ったまま後ろに倒れ込んだ上に、頭を打ってしまった。
『ごめんね、ウツロイド。今度いっぱい遊ぼ………あ』
目を開けたらいるはずのないキバナくんとフライゴンが心配そうに顔を覗き込んでいた。
「大丈夫か？」
『…………身バレする。ロトム！』
「配信切っておいたロト〜」
謝罪の言葉、考えておかないと。
『こんにちは、キバナくんとフライゴン。こんなところで何してるの？……うっ』
話始めた途端、体に触手を巻き付け、これは自分のだと言わんばかりに締めあげられた。
「何だこのポケモン！ど、どうするのが正解だ！？」
両手で目を隠す素振りを見せるが、指の隙間から様子を窺ってくる。
ピーン、分かっちゃった。
『キバナくんのえっち』
「んな！」
ウツロイド、キバナくんのこと軽く絞めちゃって。
ぷにぷにの触手がキバナくんの頭に絡みつく。
『何か言うことは？』
「すみませんでした」
♡ありがとうございます！
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作者名：くるとん | 作成日時：2023年2月24日 20時
