【呪術廻戦】真面目で幸せな呪い

初めまして ページ5

.

野薔薇side

今日はAさんも真希さんも任務でいない


1人で高専の庭を歩いていると男の人が入ってきた



グラサンにスーツ、サラリーマン？



サラリーマン…？



ー



『グラサンしててサラリーマンみたいな人』

先日Aさんが言ってたことが頭を過ぎった


ー


｢すみません、今Aさんはいますか｣

野｢ははは、い？！｣

この人だと確実に決まった訳では無いのに
なんか先輩の彼氏だと意識したら緊張してきた



やってしまった、声も裏返った



七｢落ち着いてください

私は七海です。初めまして｣


野｢は、はぁ…




って！Aさんにどんな御用ですか！あんな天使誰にもあげません！｣


…一息で言うとサラリーマンも困ったような呆れたような顔をした


七｢Aさんは私の恋人です

任務で不在ですか？｣


私の恋人です



私の恋人です







頭を鈍器で殴られたような衝撃





こんな素っ気なくて大人オブ大人のこの人がAさんの彼氏？！



認めたくない←





野｢今は任務行って…｣






『わーい！やっと着いた

真希お昼食べよう』



七海さんの後ろから聞きなれた天使の声が聞こえた




真｢ああ、でも彼氏いるぞ

先話してこい｣


『ほんとだ！建人さん！』

子犬のようにニコニコと七海さんの方へ走ってきたAさん


その姿ですら天使←


七｢Aさん、お疲れ様です
怪我はないですか？｣



『はい、大丈夫です！

あっちのベンチの方にいって話しましょう』




そう言って2人はベンチの方へ行ってしまった








野｢真希さん、なんかもう…｣

真｢なんだよ、私の服で涙拭くな｣





2人の幸せオーラを感じ取ってしまった私は何も言えなかった

風邪1→←女子会

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す