風柱の彼女さん【不死川実弥】2

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あれから何時間かみんなで飲み、食べを続けた

お月様は真上にいて普段飲まないお酒を飲んだからか少しふわふわする

疲れて寝てしまった炭治郎くん、善逸くん、伊之助くん、禰豆子ちゃん

悲鳴嶼さんの肩を借りて寝る無一郎くん

実弥、宇髄さん、冨岡さん、伊黒さんはまだ飲んでいて

私は蜜璃ちゃん、しのぶちゃんと縁側に座ってお話



蜜「あの庭の風車って…」


蜜璃ちゃんの目線の先には風車が風に当たってクルクルとまわっていた


『お祭りの時、射的で取ったやつだよ』

蜜「いいわね、風車も2人に取ってもらって嬉しそう」

胡「回ると更に綺麗ですね」

『時々ね、あれで遊ぶの

ただ回すだけでも楽しいんだよ』


それ前も言ってましたよ、何年か前にも。としのぶちゃんに言われ、小さい頃から好きな事は分からないんだと思った

段々涼しくなってきて、夜風が冷たく感じる季節に近づいてきた


胡「風も冷たいですし、そろそろ中に入りましょう」

蜜「そうね」

『そろそろ寝ないと明日に響いちゃうね』


＿＿＿＿＿＿

『実弥？』

実「どしたァ？」

宇「お！嫁の登場か」

『飲み過ぎだよ、宇髄さん』

宇「そんなに飲んでねえよ」

頬が赤く染まり目が虚ろなのに、飲んでないなんてこの人、絶対嘘だ

『私、しのぶちゃんたちと寝るね』

実「俺たちはもう少し飲むわァ」

『うん、寝る時はちゃんと布団で寝てね』

実「おう」


それじゃあ、おやすみ〜と手を振り部屋を出る

実弥と寝たかった

でもしのぶちゃんと蜜璃ちゃんと寝れるから我慢

＿＿＿＿＿


冨「不死川、いい人を嫁に貰ったな」

実「あァ？」

冨「本当のことを言っただけだ」

宇「まあ、冨岡の言う通りAは良い奴だよな」

伊「甘露寺と同じくらい良い奴だと思う」

実「ふっ、あいつは本当に良い奴だよ

俺にはもったいないくらいな」


伊「しかし、Aと不死川がお似合いだと思うぞ」

宇「A、ちっさい頃から実弥！実弥！ってな
ずっと不死川にくっ付いてたよな」

実「そんな時もあったなァ」

宇「あいつには何度もこの命助けて貰ったし

今度は俺がお前らのこと見守るからな

なんかあったらなんでも言えよ」

伊「俺にもなんでも言うといい」

冨「鮭大根ならいつでも作る」

実「みんなありがとなァ

鮭大根は今度貰うわァ
A、お前の鮭大根好きだからなァ」


冨「！ああ」

冨岡さんが優しそうに微笑む

そのあとも話が尽きるまで4人で飲んだ

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