｛銀魂｝３ｚ 学校一のモテ女は男性恐怖症！？２

78話：わかんねぇよ ページ40

土方side


夏「じゃあ、10分休憩しようか。
ずっとやっていると集中力が切れる。
集中力が切れた頭では何をやってもダメなはずだ。
この台本は土方が考えてくれたんだ。
無駄にするのは失礼だろう?」

沖「でもまだ30分･･･」

夏「君はprincessと一緒にセリフ合わせ程度のことをやればいい。
ナイト君･･･いや、prince君のほうがいいかな?」


夏希は少しからかうように言うと
総悟とAの顔がみるみる赤くなっていく。

リア充爆発しろ。


新「夏希くん･･･ここなんですけど･･･。」

夏「ああ、これは･･･」


夏希はいつもどおり少し距離を置いて接している。
いや、少しどころじゃない。

志村弟が隣にいるはずなのに
俺にはなんとなく･･･

電話で話しているように見える。

距離を置きすぎている。



土「夏希。」

夏「土方、どうしたんだ?」

土「いや･･･その、俺がやっておくから･･･さ。
少し休めよ。」

夏「僕は平気だよ。
そこらへんの人よりは丈夫だと自負しているよ。」

土「気づかねぇだけだろ。
なんだかんだで昨日も神威と何かやっていただろ、
それも徹夜で。」



夏希は黒い天パの前髪をかきあげて、
ひとつため息をつくと

困ったような笑みを俺に見せて



夏「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ。」



と言って教室を出ていった。

何か･･･俺は間違ったことをしたのか…？

なんであんな顔をしたんだ…？



土「わかんねぇよ…。
お前の近くにいるはずなのに…。
すげぇ･･･遠く感じる･･･。

お前の心の中を教えてくれよ･･･!!」



俺は周りに人がいるのにも関わらず叫んでしまった。

だけど、



貴「うん。夏希ちゃんは仲間なんだから
抱え込んで欲しくないよね。」

妙「そうよね･･･。」

神「美味しいもん食べたら話しだすかもしれないネ!
私、銀ちゃんに掛け合ってくるアル!!」



急遽、夏希の心を開かせるための作戦会議が始まった。



沖「･･･。」

貴「沖田君？」

沖「なんでもねェ･･･俺、ちょっと小便に行ってきまさァ。」



総悟…？

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