｛銀魂｝３ｚ学校一のモテ女は男性恐怖症！？２ (ページ39)

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77話：僕はアンハッピー? ページ39

夏希side

夏「さぁ、店の迷惑だ。僕が謝ってきたからさっさと帰ろう。」

おや?僕がいるのが不思議かい?

それはひどいなぁ、
僕にも人権がある。
僕の行動に君らが規制を付けることはできないよ?

夏「神威、協力に感謝する。」

威「んー?じゃあ、おごってねぇー。」

夏「会計は終わっている。」

貴「夏希ちゃん、いつの間に来たの?」

夏「気にしないでくれ。」

説明をしていたら日が暮れてしまうからね。

夏「土方、僕は神威にこれからお礼をしなければならない。
ナイト君とprincessを学校に送ってくれないか？」

土「え？」

夏「忘れていないか?文化祭の練習だ。」

土「でも、夏希は･･･」

夏「僕は土方のセンスを信じている。」

それに台本を作ったのは君で

君の台本が真っ黒になるまで書き込んでいるのも知っている。

君の努力は僕が知っている。

君は隠し通せていると思うのかな？

夏「神威、行こうか。」

威「？どーしたのー?俺が聞いたときは･･･」

夏「行きましょう。クーヘンもリンツァートルテもありますよ。」

威「よくわかんないけど、食べ放題?」

夏「あなたが望むのなら。」

僕は今の二人を見れないんだ。

心から喜べないんだ。

何故なんて自分に問いかけて知らないふりをしている。

威「正直になればいいのに。」

夏「僕は詐欺師だからね。
正直になったら詐欺師じゃなくなってしまう。」

威「ねぇ、じゃあ俺の前では詐欺師にならないでよ。」

夏「何故?」

威「だって、自分を騙すなんて幸せじゃないじゃん?」

僕はアンハッピー?

僕にとっては嘘をつくなんて当たり前。
それに疑問なんて持たなかった。
疑問を持つような環境じゃなかった。
僕が生きるためには騙す必要があった。

仲のいい友人
慕っている先生
好きだった人
親の存在
義親の信頼

全てを失った僕。
失わないといけなかった僕。

そうじゃないと迷惑をかけるから。

威「ねぇ、夏希は今何を考えているの?」

夏「食材が足りるかどうかだ。」

威「え?手作り?!」

僕の嘘は無意識だ。

だって当たり前なんだよ。
だから今も正直になれと言われたのに嘘をついた。

嘘しか付けない僕はアンハッピー?