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佑亮「……全然どうしたらいいのかわかんないんだけど、
でも、Aちゃんを助けたい。
今度は、僕たちの番でしょ?」
拓弥「………」
その場にいた全員の動きが止まる。
今、俺がここで働いてるのも
すずらんがあのままだったら、契約は更新しなかったわけだし。
一樹「……そう思うなら」
奥の事務室の机に向かったまま、
一樹さんは話し始めた。
一樹「考えるより思うままに行動した方が、お前らしいよ」
佑亮「……」
皆の視線が、佑亮に集まる。
佑亮「……Aちゃんのとこ、行ってくるね」
そう言い残して、彼はスタッフルームを出ていった。
祐基「…俺もどうしたらいいか、ずっと考えてた」
一樹「深く考えなくていいよ」
うつむいて言った祐基の言葉に、一樹さんは事務室から出てきた。
一樹「緒川さんは真っ直ぐな人だから、
どんな言葉も、行動もしっかり受け止めてくれるよ、きっと」
一樹さん…かっけぇな、と思いつつ、
また緒川さんの顔を思い浮かべた。
すずらんを助けてくれた君に差し伸べた手を、
君は握ってくれるかな。
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まっちゃ(プロフ) - こなたさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!ありがとうございます!更新率上げて頑張ります(^-^) (2017年11月4日 22時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 繭さん» いつもコメントありがとうございます!ついに出ました!笑 楽しんでいただけて嬉しいです(^-^)! (2017年11月4日 22時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - sunpoi5さん» いつもコメントありがとうございます!ありがとうございます!笑 更新率上げて頑張ります! (2017年11月4日 22時) (レス) id: 660af00ab9 (このIDを非表示/違反報告)
こなた - うわぁあぁあ胸が苦しい(´;ω;`)続きが気になります(´;ω;`)次の更新楽しみにしてます! (2017年11月4日 18時) (レス) id: a114777cf8 (このIDを非表示/違反報告)
繭(プロフ) - 出ましたねついに小春ちゃんの本性が!!!!!この後どうなって行くのか本当に楽しみすぎますヽ(´▽`)/♪!!! (2017年11月4日 0時) (レス) id: a47fa469bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃ | 作成日時:2017年9月26日 18時