最強二人組 【音駒】

▲気まぐれ,8 ページ9

▲気まぐれ



日「じょ、女子ィ！！」



あまりにもびっくりして
後ろに転げる
研摩の後ろからヒョコっと女子がでて来た

犬岡の方を見るとケラケラと笑っていた

なんでみんなそんなに笑えるんだ？？
ここ男子の部屋だろ、？女子が軽率に来るところじゃ、

するとドアからガラガラと
今入ってきた先輩が笑いながら言った



夜「あ、また言われてる」


『女子じゃない』



可愛らしい声を少し狭めたような声を
出しながら睨みつけられる



海「ごめんな、こいつ女に間違われるの嫌ってるから」


日「そ、それはすみません！！」



生きよいよく土下座する
「顔上げてそれ嫌い」といわれたので顔を上げた

優しく微笑む
もしかして、あの音駒のチーターか、！？



『慣れてる、研磨、この人、翔陽？』


孤「うんそう、奏は髪下ろしてるから間違われるんだよ」


『違うし、
　俺、猟瓢奏2年MB、奏って呼んでよ』


日「えっあっはい、日向翔陽です、」


犬「これが通常風景だから気にしないで、」



犬岡は少し呆れたように言う

奏は研磨にベッタリと引っ付いている
研磨がやっているゲームを覗いているようだ

コソッと犬岡に囁く



日「これがいつも、？」


犬「うん、いつもこれ」


日「あっ！そう言えばなんでAは練習試合居なかったの？？」



ずんと前のめりになって聞くと
予想もしない答えが返ってきた



『風邪、』



えっ？と首を傾げると
器用にゲームをしながら研磨が説明してくれる



孤「奏、前日バケツの
　 水かぶったまま走りに行って、
　 風邪引いた、本当意味分かんない」


『暑かった、』



しらーっといつの間にかゴロゴロと
布団の上を寝っ転がる奏



日「自由、だなぁー、」


夜「一応奏、音駒のチーターなのにさー」


海「このオンとの違いだな」


福「チーターよりの猫」


『猫もチーターも然程変わらないよね』



ゴロンと寝っ転がっている奏
服がめくれ腹がチラリと見える

筋肉、カッコエー！！！



夜「うぉぉ、！！びっくりするじゃん」



さっきまでゴロンと寝転がっていた奏は
いつの間にか忍者のように消えて
先輩達の目の前に現れていた

気付かなかった！！



福「そう言うところ」


『えっと、なにが？』


孤「いつも行動が予測出来なくて困る」



そしていつの間にか
研磨の膝の上に移動している奏

行動が予測出来ない人って奏のことだったんだ
自由気ままな猫見たいだと思った

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