最強二人組 【音駒】

▲高速,8 ページ12

▲高速



コーチ「今日の一発目は音駒だ、昨日の成績はどうだったか？」



清「音駒戦はこれで通算3セット目、

　 昨日は2セット戦って17対25、19対25で負けてます」



コーチ「まあ、つまり1セットもとってないということだ
　 ただ落ち着いて力を出し切れば十分戦える相手なはずだ

　 日向と影山は久し振りの音駒戦だよなあ、ここらでいっちょかましてこい！」


日・影「「はい！」」




ピーーー


合図が鳴る

俺らは位置についた
リエーフがこちらを見る


“日向のあの速攻、明日1番に俺が止める”


負けない、


止まらない！！！



日「さぁこーーい！！」


「ナイスレシーブ！」



パーン！

日向の速攻が
勢い良く駆け抜ける


ピッ！



リエーフ「くっそ！すっげっ」


山「どんまいリエーフ、惜しかったぞー」


リエーフ「はい！」


「やはり烏野の10番、速攻を打つとき一瞬目を瞑ってますね」


「うっむ、あの神技の様な速攻の正体は、セッターの超絶軌道って訳か」


「ないすレシーブ」



ギロリッと誰がの鋭い目がこちらを向く
ｼｭｯ!!
一気に獲物に追いつき
獲物を狩る如く
食らいつく

アタックを打つように、
そこにボールが来ると確信したかのように
ドンピシャで打ちおろされる



日「えっ、」



ピッ！
笛がなったと同時に
リエーフがAのところに寄る



リエーフ「おお！！ってAさん！俺が止めたかったっす！」


『そもそも止めれないポジションにいたじゃん』


リエーフ「マジすか、」


『今度は止めていいよ？出来たらね』


リエーフ「よっしゃあ！！！」


孤「単純…」


山「サラッと煽ってたな」



そんなリエーフは
力を込めてガッツポーズをしている



先生「止められたッ、あの速攻があんなに早く、」


コーチ「前から音駒はあの速攻の対処に優れてるからなあ、
　 加えて前居なかった音駒のチーターはタッパは無いが
　 反応速度と低姿勢からのいきなり視界に現れるジャンプがやばい、

　 それにプラス新入りミドルブロッカーの
　 タッパプラス反応の速さがすげえ、」


山「研磨ナイスさー」



Aが立ち止まり
手を出して、手招きする

それがわくわくを呼び寄せていて



影「おい、普通の速攻も増やしていくぞ

　 wの方、おおぃ聞いてんのか！？」


日「おお、」



自然と
頷いていた

まだまだ上に行けるようなそんな感じが
堪らなく嬉しい

止まらない速攻を早く打ちたい

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