天使の君へ【轟焦凍】 (ページ30)

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ーAー

そこからは本当に凄かった

オールマイトとあの脳無という怪物の真正面からの殴り合いの戦い

熾烈を極める2人の戦いはもはや目で追うことすらできなかった

最後はオールマイトがUSJの屋根を突き破り脳無と言う奴は外へ飛ばされた

そこで突きつけられたのはプロの世界...(すごかった…流石だオールマイト)

私たちが目指しているものは、ただ憧れや気持ちだけでは決してなれない厳しい世界

とてもゾクゾクする感覚は自分を興奮させた

そして本校舎から駆けつけた先生プロヒーロー達によりほとんどの敵は捕まったのだった

戦いが終わったあと私は梅雨ちゃんたちの元へ急いだ

『梅雨ちゃん！！』

蛙｢Aちゃん！急に緑谷ちゃんを追いかけて走り出したから何事かと思ったわ...｣

『あ〜ごめん、勝手に羽が出てたよ…。それより相澤先生は？』

峰｢とりあえずあそこに寝かせてるぜ｣

『案内してくれない？』

蛙｢どうするつもり？｣

『私の母看護師だったの
　だからある程度医学に精通してるし、

　私の個性で緩和できるかなって、このまま病院送りにすると間に合わないかもしれないし！！』

そう言ったくらげの顔は今までで1番真剣そうだ

蛙｢わかったわ、こっちよ｣

蛙吹に連れられて行くとそこには相変わらず意識がない相澤の姿があった

くらげは相澤の横に膝をつき両手を動かす

『っ....お願い...』

両手からあふれる暖かいパワーで止血はできたようだ

『(流石に一歩間違えれば変に血管や神経を刺激して取り返しのつかないことになる)』

全身の止血を終えるころにはどんどん真っ赤になっていく

『(ああッ待ってキャパが)』

蛙「大丈夫？無理しなくていいのよ？」

峰「そ、そそうだよ！！！あんまり無理しないほうが、」

バっターン！！！

すっごい音を出しながら倒れたA

蛙「この汗の量と、体の暑さキャパを超えたのかしら、峰田ちゃん轟君をよんでくれないかしら？」

峰「あッおおう！わかった」

その1分後

轟「Aがどうしたんだ？っ！！！大丈夫か？Aッ？！！」

蛙「Aちゃんが相澤先生を治療してたら倒れたの、何か心当たりないかしら？」

轟「あぁ、それはキャパオーバーだな、すぐ冷やす」

と言って右で冷やし始めた

峰「それだけで治るのか？」

轟「あぁ、大丈夫だ。癒やしを使いすぎて体に熱がこもっただけだから」

なんかゆわれてるぅ
あやむやななか意識を手放す