【ヒプノシスマイク】あの、協力してください！！

story24 ページ26

｢お待たせしました｣




そう言って運び込まれたオムライス


トロトロとした卵が輝いて見える





｢美味しそう……！｣

｢じゃ、食べよっか！｣




手を合わせ『いただきます』と言い、卵にスプーンをいれる


トロトロの卵はいとも簡単に崩れていく





｢美味しい……！｣




そう言うとクスリと笑った声が聞こえた


その声の正体は幻太郎さんで


自然と顔に熱が集中してしまう





｢Aは美味しそうに食べますね｣

｢え！？｣

｢さて、小生も食べましょうかね｣





そう言って幻太郎さんも注文した料理を口に運んでいく


あー、やっぱり綺麗だなー……なんて


もちろんそんなこと言えるわけないんだけど





｢そんなに見てどうかしましたか？｣

｢へ！？｣





じっくり見ていたことが幻太郎さんにバレていたらしく、首を傾げて不思議そうな顔で私を見ていた





｢い、いや、なんでもな……｣

｢小生に何かついていますか？｣

｢め、滅相もございません！！｣

｢え？｣





テンパって変なことを言うと、乱数の左肘が私の横腹を突く


チラリと乱数の方を見ると、じろりとこっちを見ていた


あー、やらかしてしまった……と1人少し落ち込んでいると




｢Aは本当に面白いですね｣

｢え？｣




クスクス笑っている幻太郎さん


何が面白かったのかわからなかったけど、幻太郎さんの笑ってる姿を見れたから……

これもありかな？

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