【ヒプノシスマイク】あの、協力してください！！

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乱数side





わかりやすいほどに顔に出たオネーさんを見て、なんとなく笑えてきた


本当に幻太郎のことが好きなんだなって、見てるこっちがドキドキしてくるぐらいに





｢オネーさん、口元緩んでるよ？
そんな顔で幻太郎に会えるの？｣

｢だ、ダメダメ！！
幻太郎さんの前ではちゃんとしなきゃ！！｣





恋すると綺麗になるとか、可愛くなるとか言うけど、オネーさんは特にわかりやすいタイプな気がする



街を歩けばオネーさん達に囲まれるから結構知り合いは多いけど、オネーさんほどわかりやすいタイプなんてそうそういないし



顔を赤く染め、ふわりと笑いかける姿は僕も少しドキッとしてしまう



まあ、元々顔は美人なんだけど





｢さて、そろそろ戻ろうかな！
オネーさんは行ける？｣

｢よ、余裕だけど？？｣

｢それなら行こっか！｣

｢ちょ、乱数！｣





オネーさんの腕を引き、僕達は再びお店の中へと戻ってきた



幻太郎と帝統も何か話していたらしく、僕達の姿に気づくと会話は止まった





｢帰ってきましたね｣

｢す、すいません
ちょっと抜け出しちゃって｣

｢いえ、気になさらないでください｣





特にいつもと変わらない様子に見えていた


だけど、微かに僕を見る目が冷たく感じる


幻太郎もこんな顔するんだなって心の中で1人呟いた

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