【ヒプノシスマイク】あの、協力してください！！

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確かに聞こえた『腹減った』という言葉


もちろん、放置なんてできるわけない


仕方なく、近くにあったファミレスに寄ることにした


店員さんには異様な目で見られたけど、気にしないでおこう


好みもわからないけど、とりあえず食べれればいいよね……


そう思い、適当に注文する





｢もう少しでくると思いますから｣

｢いや、でも、俺金持ってねぇし……｣

｢私が払いますよ｣

｢本当か！？｣

｢あ、はい｣





こんな状態になるまで食べていなかったんだから、なんとなく察していたけど……


本当にお金なかったんだ……


私よりも年下に見える彼はキラキラした目で私を見た





｢お前、良い奴だな！
あ、俺は有栖川帝統｣

｢有栖川帝統……？｣





顔をあまりじっくり見ていなかったけど、彼はFling Posseのメンバーだと気づくのは遅くなかった


私は『あぁああ！！』と叫ぶと、驚いたみたいで大きく肩を揺らした





｢な、なんだよ｣

｢乱数と幻太郎さんの……｣

｢ん？お前2人の知り合いなのか？｣





知り合った経由を話すと納得したような表情を見せた


そして、注文したハンバーグが届くと私の話なんてどうでもいいかのようにスルーして視線がそっちにいった





｢……食べていいよ？｣

｢いただきます！！｣





スタンバっていたフォークとナイフでハンバーグを食べ始めた

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