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8/15 PM1:55 竹林ー奥 ページ10

次元「ハァ… 折角の旅行だっつーのに……」




太い竹の影に身を隠しながら、次元はAをしっかりと抱きしめて ため息をついた





A「次元! 青子ちゃんが!!」




次元「ハァ…… おい、小僧!

テメーの女くらい ちゃんと目見張らせとけ」




快斗「ッ…… 別に俺の女ってわけじゃ…」




A「今はそんな事言ってる場合じゃなくて、早く助けなきゃ!」





Aがそう叫ぶと、少し離れた所から男の怒声が飛んできた





男「おい!うるせぇぞ!!」





パンパンッと乾いた音が響き、次元達の隠れる竹から離れた場所に銃弾がめり込む





青子「キャア!!」




青子の悲鳴にAが顔を覗かせると、気を失ったガイドに寄り添いながら拳銃を向けられ 頭を守るようにしゃがみこむ青子の姿が見えた






不二子「ルパ〜ン、助けてぇ?」




ルパン「なぁにやっちゃてんだ、不二子ぉ…」




五ェ門「……完全に楽しんでるな」





青子の横で一般人のように震えるフリ(・・)をしてルパンに助けを求める不二子







A「次元っ!」




次元「はぁ?

あんなド素人、俺じゃなくても どうにかできんだろ」




そう言われて
Aは困ったように次元を見つめる







A「次元……」




次元「……

〜ッ…… クソッ!!

その目で頼み事するなっていつも言ってんだろうが!!!」






心配そうに見つめる快斗に、コッソリとピースサインをするA





A「ありがと、次元

大〜好きっ!」




次元「……次、同じ事したら依頼料とるからな」




A「はーい」




次元「ったく…… おい、ルパン!五ェ門!」




ルパン「あいよー」



五ェ門「……ウム」





次元のかけ声に二人は同時に走り出すと、少し遅れて次元は竹から竹へ移りながら マグナムを引き金を引くのだった

8/15 PM2:00 竹林ー奥→←8/15 PM1:05 竹林ー入口



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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時

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