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8/15 AM11:00 貸衣装屋前 ページ1

A「次元、見てみて どうかな?」



次元「どっかの茶屋にいそうだな」



A「!!
人気の看板娘ってこと?」




次元「小遣い稼ぎに勤しむ孝行娘だ」




A「何それ!?」





小花をちりばめた可愛らしい着物を着ながら、Aは不貞腐れるように頬を膨らませた





不二子「ほら、言ったでしょ

だからもっと落ち着いた柄にしなさいって言ったのに…」




Aに続いて店から出てくる不二子

その姿にルパンの目は一瞬にしてハート型になった




ルパン「オホー!!

これまた不二子ちゃんは艶やかな衣装なこって」




不二子「ンフフ、どうルパン 似合うかしら?」




ルパン「似合う、似合う!

似合いすぎて俺様何でもしちゃいそう!」





べた褒めのルパンを無言で指差しながら
Aは次元を見つめると、やれやれと次元はAの頬に手を沿わせて優しくつねった







次元「……ほれ、そんな顔するな」




A「次元が褒めてくれないからだもん」




次元「俺にあんな風になれってのか?」






クイッと親指で後ろを指差すと、ヘコヘコと不二子に媚びへつらうルパンを差して次元はため息をついた





A「そうじゃないけど…」




不二子「こ〜ら

次元はね、サービスが足りないって言ってるのよ」





突然、不二子の声が真後ろから聞こえると
背後から襟元を勢いよく引かれ 鎖骨が露になった






次元「!!

不二子!テメェ、何してやがる!」




不二子「あら、代弁してあげただけだけど?」




A「次元!次元!!

これなら次元も褒めてくれる!?」




次元「馬鹿!

そんな格好 簡単に見せてんじゃねぇ!!
さっさと直せ!」








五ェ門「……騒がしい奴らだ…」




少し離れた茶屋で四人を見つめる五ェ門は、大きくため息をつくと 出されたお茶を静かに飲んで そう呟くのだった_

8/15 AM11:30 駅 ホーム→



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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時

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