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24、初、現場へ ページ24






「じゃあ頼んだよ。今のAになら胸張って任せられる。私が言うんだから自信持って。」



報告にはなかった1級ほどの実力がある呪霊が出現。

派遣された呪術師は重症、救護と応援を要請された。




『初めて現場へ向かうからドキドキする。』

「私はアナタがいると思えば不安でドキドキしますが。」




現場を知ることも大事。丁度いい機会だし重症者の治療に行ってこいと家入さんから言われ、七海と補助監督さんの運転する車へ乗った。


反転術式以外に練習したけど私自身が祓えるのはせいぜい4級、もしくはそれ以下のみという事が判明した。

しかも呪霊の気配とかそういうのは全くわからなかった。なんというポンコツ具合。



1級の呪霊なんて見た事ないし、多分今後見ることもない。




『へーこれが帳?この中にいるの?』




動けずに帳の中に重傷呪術師がいるらしい。

重傷者なんて治療した事ないけど、家入さんが「今のAなら大丈夫」と背中を押してくれたんだから。しっかりしよう。




「先に呪術師を探します。死にたくなければ私から離れないでくださいね。」




帳の中へ入ると禍々しい空気が漂っていた。

残穢と呼ばれるものを頼りに呪術師の元へ。




「では動けるようなら帳の外まで走ってください。
万が一の場合はアナタだけでも逃げるべきです。」

『七海も気を付けてね。』




七海の背中を見送って、意識のない呪術師に治療を施す。



最近、ひゅーとやってひょい、の感覚が掴めてきた。
まだ家入さんと比べて時間はかかるけど。




『まだ死ぬのは早いよ。』




なんのために勉強したと思ってるんだ。
こんなところで死なせるわけにはいかないよ。




25、気づいた時には遅い→←23、呪詛師の話



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さしす - とっても面白い!! 続きがきになる〜! 応援してます! (2022年5月26日 9時) (レス) @page49 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
- 作り込みエグいですね!いいなー! (2022年2月20日 14時) (レス) @page33 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - emiさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます。もうすぐ続編へと移行しますが、そちらでもどうぞよろしくお願いします! (2021年9月25日 11時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - このお話の雰囲気最高に好きです…七海と夢主ちゃんとの距離感も自然で素敵、時間がゆっくり流れてる感じがして読んでいると心が癒されます…お身体に無理のないよう更新されてください!楽しみにしております! (2021年9月25日 0時) (レス) @page43 id: 9ba5ed02ee (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ぬぬ@とかげさん» コメントありがとうございます! (2021年9月15日 16時) (レス) id: 7ddd39ac99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月27日 14時

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