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萩原side
目の前の男…ポートマフィア首領森鴎外は、夜を統べる者とは思えない、慈しむような表情で微笑んでいる
「私から君に提案があるのだけど、戻ってくる気はないかい?首領秘書の座に」
首領のその言葉に、思わず吹き出してしまった
『っ……はは、貴方は本当に可笑しなことを仰る。………私が戻るとお思いで?』
笑顔を貼り付けて問うと、首領は満足そうに笑って云った
「思わないよ」
そして私の拘束を解くと、手を引き立ち上がる手助けをしてくれた
「一つ、聞いても良いかな」
「君は私の横にいた時、何を感じていたのか」
その瞳は、逃がさないとでも云うように真っ直ぐ私を捉えていた
『そうですね……………息苦しかった、ですかね』
「………太宰君は地下に居るよ。」
少し考えてそう呟くと、首領は其れには答えず優しく微笑んで治の居場所を教えてくれた
そのまま首領の横を通り過ぎて扉から出ようとした時
「もう一つだけ聞かせて欲しい。A君、今君はちゃんと生きる事が出来ているかい??」
先刻までとはまた違う、泣きそうな、怒ったような、複雑な顔で首領はそう聞いてきた
『何を仰ってるんですか。生きていますよ、ちゃんと』
私は小さく頭を下げてその場を後にし、治が居るという地下へ向かって歩きだす
『何なのよ…安吾も首領も』
昨夜の安吾と先刻の首領の顔が重なって、胸が重く痛んだ
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お話分かりにくいですよねーごめんなさい(; ;)
後々に繋げる為なので、、、
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ちなみにまた休校になっちゃいました(. . `)
その分課題増やされたので、更新速度は上がりません♡
sui
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麗(プロフ) - 29ページ 依頼に言って ではなく 依頼に行って ではないでしょうか? (2021年4月13日 15時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sui | 作成日時:2020年1月12日 21時