第二十話 ページ22
「最後まで使えないやつだな」
ナツメ「!!」
アキノリ「あいつは」
フクロウ「私は、ただ…酒呑童子様のお役に、たちたいと」
フクロウに近づき見下すアシュラ豪炎丸の使い手
「その仮面は現実から目を背けるためのものか。酒呑童子様はとうに貴様に期待などしていない。何の役にもたたないクズがよくも今まであのお方の傍に居られたものだ。
だが最後に一つだけ意外なことがあったと、あのお方が仰っていたぞ」
フクロウ「!」
「よもや。己の暴走で自滅するほど愚か者だったとはな」
フクロウ「!っ、わ、私は…探し出さねばならない。我らが姫を、この手で…必ずっ、探しだっ…」
力尽きた腕は重力に従い地面におちて
???「ならば…立て。立つのだ……たとえ、力尽きようと。その身を灼熱の炎に焼かれようと。死してなお、黒い怨念となり、蘇るのだ」
A『!な、なに?』
トウマ「!あ!フドウ雷鳴剣が!!」
酒呑「!…これは」
フクロウの姿は原型もなく
異様な姿に変化していて
フクロウ「うぉぉおーっ!!」
ナツメ「なんなの!?」
「フクロウ。貴様っ!」
フクロウ「をぉぅーっ!!」
奇妙な雄叫びをあげながら攻撃して
「くっ!、ぐ…こ、この力は!!」
攻撃を弾いたあと ちっ と姿を消して
アキノリ「まずい!」
ナツメ「早く止めないと!」
トウマ「フドウ雷鳴剣を探してくる!!」
ナツメ「!トウマ!」
フクロウ「うをぉー!!」
ナツメ「このままじゃ、建物が崩れちゃう!」
A『!ナツメ!左のポケット!』
ナツメ「!」
ポケットに手を突っ込み
光っていたアークを取り出して
ケースケ「どうしたの?」
ナツメ「ミッチーのアークが!」
ケースケ「なんだ。死んでなかったのか」
ウィスパー「本人聞いたら泣きますよ?」
ケースケ「姉ちゃん!召喚して!」
ナツメ「うん!召喚!」
ライト
ナツメ「私の友達!出てこいミッチー!」
A『…ん?』
ミッチー「出てこいミッチーそう呼ばれ、ここまではるばる来たもののなにを隠そうこの私!ただのミッチーじゃございません!朱雀との戦いで九死に一生を得て、更なるパワーを身につけて集中治療室からただいま帰還!
あなたのミッチー!皆のミッチー!ミッチーミッチーあぁミッチー!」
ナツメ「さっさと出てきなさい!」
ミッチー「合点!」
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作者名:レイン | 作成日時:2021年9月10日 18時